堀勝名(ほりかつな) vol.1060
旧典なりといえども、治平(ちへい)久しく、 今に至りては、時勢人情に麒輛(そご)し、 処置の当たらざることあり ◇ 堀勝名 は 江戸中期の人。 細川重肉(しげかた)の臣で 熊本藩宝暦改革を…
旧典なりといえども、治平(ちへい)久しく、 今に至りては、時勢人情に麒輛(そご)し、 処置の当たらざることあり ◇ 堀勝名 は 江戸中期の人。 細川重肉(しげかた)の臣で 熊本藩宝暦改革を…
◇ 「吾輩は猫である。 名前はまだない」 この印象的な書き出しで 始まる文章は、 明治の文豪・夏目漱石の 「吾輩は猫である」という小説だ。 この夏目…
◇ 城山三郎氏の遺稿でもある、 亡き妻・容子さんに宛てた 「恋文」ともいえる文書は、 のちに刊行されたので 題名をご存じの方もいるかもしれない。 「そうか、もう君はいないのか」 &n…
母よ タニシにように苦い泥をのんで 黙りこくっている 歴代百姓の系列の肉親の 突然変異の特別柔弱であった そのためだけに 子守も下男も田植えもできなかった そのためだけに &nb…
◇「宗左近」という迫力のある 殺気のある詩人に出会った。 北九州市戸畑の出身。 東京大空襲の際、 目の前で母親を失った喪失感と 必死に生きていくために、 自分自身に…
十人に三人とも、 不良の臣交りつかうまつれば、 七人の忠良は有(あり)てもなきが如し 細井平洲 ◇ すべての職場に 言えることではないが、 1 0人中 3人ぐらい…
人能(よ)く己れを虚(むなしゅ)うせば、 善を人に取る ◇ 水戸藩主の徳川光圀は 中国から亡命してきた大学者 朱舜水(しゅしゅんすい)から、 ラーメンを教わり食したとされ…
◇ 中国で最高のヒーローは 誰かと聞くと、 「岳飛」という答えが返ってくる。 岳飛は南宋時代の武将で、 民衆にも絶大な人気を誇っていた。 その岳飛の影響力拡大を恐れた 宰相の「秦檜…
◇ 夏目漱石が、熊本の旧制五校で 教えていたときである。 一人の学生が漱石の自宅を 訪ねてきた。 用件は、 「試験をしくじった友人を 落第させないでほしい」 …
◇ なぜ、タモリは、 あのホテルの一室で、 とっさに芸ができたのか。 タモリは、幼少の頃、幼稚園行かずに ずっと坂道で人物観察をしていた。 教会でも牧師さんを芸人だと 思って観察していた。 どんな…
【タモリの弔辞】 あなたは私の父のようであり、 兄のようであり、 そして時折みせる あの底抜けに無邪気な笑顔は はるか年下の弟のようでもありました。 あなたは生活すべてがギャグでした。 …
◇ その後、 「伝説の九州の男 森田を呼ぶ会」 を結成し、 カンパを集め、 3年後にタモリを 上京させることにした。 そして上京したタモリを 「この男を博…
◇ 突然乱入したタモリを、 ひとりが冗談で、 インチキ中国語で なじったところ、 タモリはそれより数段うまい インチキ中国語で返答したため、 一瞬にして意気投合。 …
◇ お遊戯をしている 幼稚園児たちを見て、 「オレはやりたくない!」と、 幼稚園への入園を拒否。 ポリシーのある幼児、 それが子どもの頃の タモリだ。 ◇ そのかわり小学校に…
◇ サッカー人生を振り返れば、 高校時代も、Jリーグ時代も、 エリート選手ではなかった いつも その他大勢から這い上がった だから自分に課していた だれ…
飯はいつにても、うき物なり しかし なにもうまき風味はなし ◇ 職場の上司に好かれるのは 至難の業である。 嫌われないのがせいぜいで、 首をすくめている人もいる。 戦国時代であればなおさら…
◇ 夏目漱石が熊本の旧制五校で 教えていたときである。 一人の学生が漱石の自宅を 訪ねてきた。 用件は、 「試験をしくじった友人を 落第させないでください」…
◇ ロッキード事件で東京拘置所から 保釈されたばかりの角栄。 しかし、そんなことは おかまいなしとばかり、 目白の私邸には連日、 新潟の地元からバスで陳情客が やってく…
人材は一癖あるものの中に 撰ぶべしとの論は、 今の形勢には至当なり ◇ 島津斉彬、幕末の薩摩藩主。 これほどの巨人もいない。 日本全土が大平に眠っていたとき、 彼だけが目覚め…
◇ 孫子では、 こうした根本的な言葉と共に、 具体的な内容も数多く出てくる。 元来は戦略の書物のため、 戦略に関する言葉も拾ってみることにする。 凡(およ)そ戦いは正を以って合い、 奇を以…