◇ そしてこの平成元年になって
初めて消費税が導入されていることを
記憶にない方が意外に多い。
実は平成がこの税制の始まりだったのだ。
もちろん改元が不吉な金融市場の
問題を起こす元凶であると
言っているわけではない。
ただ、時代の変化の節目に金融市場でも
不測の事態が起きているということは、
記憶にとどめておいたほうがいい。
◇ 今回の新しい元号の施行が、
昭和・平成と同様に何か大きな変化を
もたらすことになるのかどうか、
それはまったくわからない。
しかし、リーマン・ショックから
ちょうど11年目に入る今年、
しかも消費税率を10%に
予定通り上げようとしている
このタイミングで、
不吉な事象が発生しないことを切に願いたい。
◇ さらにこの心配に加えて、
時の政権がどれだけ譲歩して
評価してみてもかなりおかしな方向に
向かっているのもまた事実である。
とくに経済・金融政策については、
「本当に今のままでいいのか」
という強い疑問が顕在化しつつある。
改元が金融危機のアノマリーと
言い切るには前例が少なすぎるが、
ちょうど昭和も平成もその節目に
金融危機が訪れているのは事実である。
これが単なる偶然なのか、
より深いものがあるのかどうかはわからない。
気をつけるに越したことはない時期
といってもいいのではないだろうか。
世界的にも経済の減速感が強まっており、
とにかくこの時期を注意深く
過ごしていくという用心深さを
発揮しても悪いことはなさそうだ。
◇ 安倍政権はこの改元で、
なぜか支持率が上昇している。
しかし、改元後半年以内に
政権が崩壊するというのもアノマリーであり、
無理やり消費税増税をして
お仕舞いになる可能性も十分に考えられる。
安倍政権が終了したタイミングで
金融市場で暴落が起きることは考えにくいが、
アベノミクス終了となれば、
さらに株式市場に海外投資家が
入ってこなくなることはありうる。
元号が変わったことだけから
妄想しすぎの感もあるが、
とにかく注意するに越したことはないのが
足元の状況だ。 完
今日一日の人生を大切に!
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