◇ 中国は、貿易不均衡是正についての
対案を出したが、
多くの問題で譲歩していない。
しかし、トランプ大統領は、
再選を視野に入れると
大豆農家の反発を避けるために、
中国の大量大豆買い付けを勝ち取る必要から
少なくても部分合意をする必要に迫られている。
習近平国家主席もそこを突いてきている。
首脳会談に持ち込んで
決着させようとしている。
中国は、徐々に構造問題にも
譲歩をしてきているが、
実行できるかどうか定かではない。
いつものことではあるが、
口約束の可能性も大きい。
◇ この動きで、対中強硬派の
米国議会共和・民主両党と
ペンス副大統領がトランプ大統領の
妥協した合意を心配して、
通商上の大統領権限を制限法案を出したり、
対中強硬発言をする方向に動いている。
トランプ大統領は最初、強く出るが、
しかし、合意を急いで
大きく譲歩してしまう傾向にある。
これに気が付いて、
トランプ外交を心配し始めている。
世界の指導者たちも、
米国外交に信頼性がないことを
知った状態である。
ディール中心で人権も思想もないのが
トランプ大統領であり、
いつ梯子を外されるかわからない。
トランプ大統領も安易な合意ができずに、
期限を4月末にした。
◇ 実はこの時期、日本は10連休中であり、
株価が大きく動くのに、
何もできないことになる。
最終的に決裂になると、
中国のハードランディングの心配と、
米国経済の衰退という二重の衝撃が起こり、
その影響で日本もリセッションの
可能性が出てくることになる。
◇ 民主党が下院を抑えたことで、
トランプ大統領も外交も内政も
行き詰まっている。
強気の政治だけではダメであり、
譲歩も必要になり、
駆け引きが難しくなっている。
◇ ドイツは、米国の要求に従い
ファーウェイの装置を使わないとしたが、
米国がEUとの通商交渉で
自動車の数量制限を持ち出したことで、
米国の自分勝手な要求に
怒り心頭のようである。
このため、ファーウェイの使用を
制限しないとした。
今後、安全保障面でも
米国を頼らない体制にシフトさせるという。
このため、ポンペイオ国務長官も、
ドイツを諦めて東欧にファーウェイ機器を
使わないように依頼し始めた。
米欧関係もおかしくなってきた。
日本に対してもドイツと同じような
羽目にならないように、
安倍首相は、トランプ大統領が望む
ノーベル平和賞へ推挙したというが、
そのゴマスリが通じるかどうかはわからない。
◇ 韓国は反日国家になり、
米国ロビー活動で、日本からの反撃を
かわそうとしている。
米国は少なくても米朝平和条約締結までは、
米日韓の3ケ国連携を維持したいので、
日本に韓国への対応処置を
抑制するように言ってくる。
だが、その隙に韓国は、
既に差し押さえている韓国国内の
日本企業資産売却などの
一層過激な反日行動をとることになる。
北朝鮮との交渉窓口もなく、
日本は朝鮮半島の統一や拉致問題も
糸口をなくすことになる。
しかし、ここまで来ると、
それしか方法がないし、
みすみす金を払うこともない。
米国は、一部非核化の進展と引き換えに、
北朝鮮と終戦宣言か
不可侵条約を結ぶ方向であり、
ここでも日本の意見は無視されることになる。
◇ このような状況の中で、
なぜ、政府は、
「韓国の横暴を許しているのか」
その訳が分からない。
日本は腑抜け野郎だと認識して、
韓国は一層過激化していくことになる。
早く、制裁の一段目を行うことしか、
この韓国の過激化を止める方法はないし、
日本の小さな制裁でも行動を起こすことで、
韓国の反省を促すことになる。
「最初の制裁を早くするべきである」
とトンビは考える。 つづく
今日一日の人生を大切に!
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