アメリカの小学校の先生の映画「旅情」    vol.182

 

◇ キャサリン・ヘップバーン主演の

「旅情」は、1955年に作製・公開

された映画です。

 

世界の名作のひとつとして

数えられる映画を、

ときどき時間を見つけて見ています。

 

特にイタリア映画は見逃せません。

 

たしか、アメリカの小学校の

先生だったと思いますが、

お金をためて、夏休みにヴェニスへ旅をします。

 

そこで、イタリア人の中年の

いい男と知り合いになります。

 

小学校の先生は当然警戒しますが、

警戒しながらも  イタリアの色男の

巧みな話法と戦略に踊らされ、

しだいに深間にはまって熱い熱い夏を過ごす。

 

                 ・・・こういうお話です。

 

◇ 小学校の先生が

 

「どうせひと夏のおなぐさみでしょう?」

 

とおきまりのイヤ味を言います。

 

すると、ロッサノ・ブラッティ扮する

イタリア男がケロリとした顔で、

 

「いつもスパゲッティばかり食っていると、

たまにはステーキが食べたくなるもんだよ」

 

と胸のすくようなセリフを

つぶやいてくれるのです。

 

じつに率直に真実を述べているというか、

あっぱれ色事師、

イタリア男らしいセリフです。

 

このようなセリフを言われると、

小学校の先生もたまりません。

 

コロリと食べられてしまうのでありました。 

 

みなさんも

 

「毎日、うどんばっかし食っていると、

たまには パスタが食べたくなりますよねえ」

 

トンビにもその気持ちは

よ~くわかりますが、

 

だからといって

ロッサノ・ブラッティと同じセリフを言っても

消化不良をおこすのがおちです。

 

最後はどうなったかというと、

 

イタリア男のことはあきらめて、

小学校の先生はアメリカに帰ります。

 

サンタルチア駅のラストシーンは

なんとなくまだ目に焼きついています。

 

*今年の投函は、これが最後です。

来年は、1月4日から再開いたします。

引き続きよろしくお願いいたします。

          トンビ博士

 

<今日の名言>

執着やねたみや憎しみのあるところには、

やがてそれをこやしとして、

愛というものが咲き出るのかも知れません。    

               伊東整  

 

*愛には執着とねたみと苦しみが

  必ずつきまとう、という意味です。

愛には、必ずこの二つがつきまといます。 

これがわからない人はまだまだ

経験がたりないということになります。

 

今日一日の人生を大切に!

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