売れない「4つの心理的原因」、メンタルブロックを外せ!  vol.93

◇ 商品が売れない理由はいろいろありますが、

売る側の心理的な状態(メンタル)

 によるところが実に大きい。

 

 営業に対する間違った考えを

 持っている人が多く、それがブレーキに

 なっていることが多いのです。

 

  そういったブレーキを持っていると、

  頑張ろうと思ってアクセルを踏んでも

  同時にブレーキがかかってしまうので、

  心の底から営業に対して懸命になれません。

 

このような思い込みによる心のブレーキ、

あるいは抑止・制止する思考のことを

「メンタルブロック」と呼びます。

 

◇ メンタルブロックに対する

 処方箋は2つあります。

 

 一つ目は、“その存在を知ること”  です。

 

「無いものを無くすことは難しい」ので、

 まずは、その存在を認識することから始めます。

 

  多くの人は、メンタルブロックが

  あるということに気づいていません。

 

ですから対応するにもやりようがないのです。

 

そこがメンタルブロックの最も難しいところです。

 

ですから、まずはメンタルブロックという

心のブレーキの存在を知ることです。

 

2つ目は、メンタルブロックの存在を知ったら、

それまで思い込んでいた考えを手放して、

正しい意味に修正していくことです。

 

これを

「リフレーミング(再定義)」 といいます。

 

手放すのは簡単ではなく時間もかかりますが、

経営の根幹に関わることでもありますから

取り組んでいきましょう。

 

 

【メンタルブロック1】

 

「売ること=悪いこと」

  と考えていること。

 

売ることに罪悪感を持っている

営業マンは本当の多いのです。

 

しかし、本質的には売ることは

悪いことではありません。

 

販売は必要な商品を必要なタイミングで

必要な人に届けることです。

 

適切なプロセスを踏めば

感謝されることなのです。

 

 「リフレーミング」

     → 営業は良いことです。 

 

 売ることを全肯定しましょう。

 

【メンタルブロック2】

 

「商品=売るためのモノ」

  と考えていること。

 

商品を狭い意味で考えていませんか?

 

商品をただ「売るためのモノ」と考えていると、

売ることだけが目的になってしまいます。

 

もちろん売ってお金を稼ぐことも大切ですが、

商品には大切な別な役割があります。

 

それは顧客の「役に立つ」ということです。

 

商品は売るためにあるのではありません。

 

人の役に立つためにあるのです。

 

「売らないといけないから売っている」のか

「人の役に立つと思っているから売っている」のかで

モチベーションの維持力が変わります。

 

 「リフレーミング」

 商品は「人の役に立つために」

        売っている。

 

 

【メンタルブロック3】

 

「断られる=人格の否定」

  と考えていること。

 

商品を断れることは辛いことです。

 

自分が否定されたような気がします。

 

しかし事実は違います。

 

見込み客は商品を必要ないと言っただけで、

あなたの人格を否定したわけではありません。

 

営業は、ある程度「ダメ元」で行動しないと

いけない部分がありますが、

このメンタルブロックがあると、

怖くて行動量を増やせなくなります。

 

誰も自分を否定されたくないからです。

 

そうやってアクションの量が減ると

成果に影響が出るのは当然です。

 

「リフレーミング」

 断られるのは自分ではなく商品

 

 

【メンタルブロック4】

 

  「顧客=敵」

   と考えていること。

 

顧客を攻略する敵のように

考えている営業マンは多いいです。

 

もちろん顧客の購入してもらうために

さまざまな工夫はすべきですが、

そこに敵対意識を持つ必要はありません。

 

あなたは、顧客と戦っていませんか。

 

「リフレーミング」

   → 顧客はパートナー

 

 

 この4つのリフレーミングで

「メンタルブロック」が外れます。

 

メンタルブロックを外すことができれば

営業という仕事が間違いなく楽しくなりますね。

 

*今日一日の人生を大切に!

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