脳内辞書を書き換える ②   vol.892

◇ 各人の辞書記載の定義にしたがって

  営業活動することで、

 

 A氏は人の迷惑も顧みず、

 飛び込みまくり、電話かけまくり、

 セールスし続けることになるだろう。

 

B氏は、

「スミマセン、スミマセン、

 スミマセン……」と連呼し、

 

自尊心と引き換えに

わずかばかりの受注をもらいながら、

 

毎日、「なにかが違う、、、」

と仕事をすることになる。

 

対するC氏は、

 

「値下げしてくれたら

 買ってやってもいいよ」

 

あれもしろ、これもしろ、

 ここまでやったら判子をついてやる」

 

という顧客ならざる客が

目の前に現れたとき、

 

「そんなに言うのなら

 どうぞお引取り下さい。

 

 別にお客様に困ってもいませんし、

 おかげさまで引く手あまたなので。

 

 さあさあ、次のお客様の迷惑なので

 用事がないなら速やかに帰って下さい」

 

 と言えることだろう。

 

場合によっては、

お客様の側が態度を一変させて、

 

「失礼いたしました。

 どうしても必要なものなので、

 やっぱり売ってもらえるでしょうか」

 

と言ってこられることも

あるかもしれない。

 

C氏が他で購入できない、

   代替不可能なものを

   販売しているのなら、

 

 駆け引きで安く購入しようと

 交渉してきた顧客を反省させつつ、

 

何ごともなかったかのように

正価で販売する、

 

といったような結末に

なるかもしれない。

 

A氏、B氏、C氏、

   いずれも外形的には

   同じ営業(セールス)を

   行っているにもかかわらず、

 

なぜこんな風な違いが

生まれるのかといえば、

 

もうお分かりの通り、

 

脳内辞書の記述によって

行動が規定されているから 

 

ということになる。

 

ここで問題なのは、

  多くの人は辞書を意識して

  更新しようとせず、

 

 なにかのタイミングで獲得した

 定義について疑問を抱くことなく、

 

十年一日で、その定義にしたがい

行動しつづけている。

 

たまたま辞書に

  記述されていた定義が、

 

 自身に望ましい結果をもたらして

 くれるのであれば良いが、

 

往々にしてそうではなく、

しかも、

 

まさか、そんなところに成果を出せない

原因があるとは夢にも思わないので、

 

いつまでたっても

代わり映えしない行動&結果、

が続くこととなる。

 

そして、

その営業スタイルが時代に

合わない場合は、

 

コンプライアンス違反に抵触したり、

懲戒処分になったりもする。

 

もし、その状況から脱却したいと

  真剣に思うのであれば、

 

辞書の定義を一つ一つ、

 見直しては、更新し続ける」

 

この習慣を身につけることが

大事なのである。

 

これが本来の

「学び」ということだろう。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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