◇ これから年金が減額されていき、
消費税10%の施行により、
高齢者はもっともっと追い込まれていく。
「資産がなければ、定年もない」
今、日本では定年の引き上げが
議論されているのだが、
定年が何歳に引き上げられても
「十分な金融資産」がないのであれば、
定年はない。
政府はこの十分な資産を
「2,000万円」と試算した。
◇ 本当に2,000万円が
必要かどうかは、
その人の老後の生活レベルを
どこに保つのかによって違ってくるが、
いずれにしても年金だけで
何とかしようとするのは
無理な時代になってきている。
とすれば、十分な金融資産を
持たない人には「定年」という概念など
意味がなくなってしまったと気づくべきだ。
高齢者は老後を支える
金融資産を持っていない限り、
死ぬまで働かなければならない
ということなのだ。
No Asset No Retire
(資産がなければ、定年もない)
そういうことだ。
◇ もっとも、エスタブリッシュメント
(支配階級)でもない限り、
高齢者が就ける仕事で
高収入な仕事などない。
生活の足しにはなるかもしれないが、
生活を潤すほどの収入にならない。
年金を支えるべき若年層が減り、
さらに貧困化している。
「年金を増やせ」と
デモしたところで意味がない。
◇ 今の年金制度は賦課方式である。
つまり、現在の現役世代が払った税金を
現在の高齢者に支給する方式だ。
ところが今、年金を支える若年層が
減っている上に貧困化している。
それだけでも年金制度が
このまま維持されるわけがないことがわかる。
◇ 日本の高齢化は、
日本の現在のシステムを崩壊させる
時限爆弾だったのだ。
それが今、時間の経過とともに、
次々と炸裂している。
イノベーションの喪失,
活力の低下、
内需の低下 も
高齢化によって年々ひどくなっていく。
2019年10月からの消費税10%の引き上げは、
「給料は上がらずに税金負担が上がる」ため、
最終的にますます日本から活力を奪って
貧困を加速させるものになる。
令和のこれからの20年、
つまり、
団塊の世代がこの世から
いなくななるまでの20年間は、
本当に悲惨だ。
覚悟はできているだろうか? 完
今日一日の人生を大切に!
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