高齢化は日本のシステムを崩壊させる時限爆弾 ② vol.654

 

◇ 日本企業が活力を失うと共に、

    日本では貧困がじわじわと広がっている。

 

若年層や女性に

正社員の道がなくなっていき、

中高年もリストラの対象になっている。

 

◇ そして、高齢者や母子家庭が

    生活保護受給に落ちている。

 

そのため、日本の底辺では

住所すらも持てないため、

あがく人たちも増えている。

 

住所がなければホームレスと同じで、

震災等が起きても避難所にも入れてもらえない

可能性すらある。

 

◇ ここでよく考えて欲しい。

 

    こういった状況に陥ってしまった

    彼らは、彼女らは、

    真面目ではなかったのだろうか。

 

日本では貧困に落ちていく層が

激増しているが、

 

彼らは遊びほうけ、

好き勝手なことをして、

 

適当に生きていたから

困難に陥っているのだろうか?

 

◇ 昨今では東証一部上場企業から

    新興企業まで、ことあるごとに

    社員をリストラしている。

 

では、これらのリストラされた人たちは、

真面目ではなかったのだろうか。

 

そんなことはない。

 

みんなまじめにやってきた。

 

しかし、どんなに真面目であっても、

日本の社会そのものが停滞し、

 

凋落すればそれだけ

不運に巻き込まれてしまう人が、

数百万、数千万人の単位で生まれる。

 

少子高齢化を放置した日本は、

まさに不運の人をいま、

大量生産しているのである。

 

「真面目にやっていれば報われる」

     これが今の日本の社会で

     空しい言葉になりつつあるのは、

 

すなわち時代が変わり、

常識が変わってきているからだ。

 

「真面目にやっていれば報われる」は、

高度成長期の頃に生まれた常識であり、

この常識は今はもう機能していない。

 

「ちゃんと働けば報われる」が

成り立たなくなったというのは、

 

今働いている人たち全員の

実感になっている。

 

「真面目に働けば報われる」というのは、

もう完全に非常識になってしまった。

                                      つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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