◇ 売ろう、売ろうとすればするほど、
お客様が逃げていく、
というのは当たり前の話。
こういう姿勢で顧客と接していると、
「買え、買えオーラ」が
全身から発散されてしまい、
近づいてきた瞬間に後ずさりされ、
さらにもう一歩近づいていったら
後ろを向いて一目散に逃げられる、
ということになる。
◇ 我々が売り込まれるのを嫌うのと
同じように、
お客様も売り込まれるのが大嫌い。
だから、売り込むのではなく、
お客様が買いたくなるように、
という観点から、
「お客様の意思決定の
動線を設計し直す」
必要がある。
ということは、
それまで当たり前のように
行なってきた行動を、
大前提から疑うことも
必要になるかもしれない。
◇ たとえばこれまで、
「見込み客を見つけ次第、急襲する」
「これこそが売り上げアップの秘訣だ!」
と思っていたならば、
その方法論を疑い、
自分の方から接近していかない。
まずは相手に興味を持ってもらうために、
情報提供だけに徹する。
これを試してみてはいかがだろか。
◇ もちろん、取り組み始めは、
一時的に売り上げも落ちることになる。
数週間、場合によっては1ヶ月その状態が
続くこととなるかもしれないが、
やがて上向きに転じ始めることに
なるかもしれない。
あるいは、自分の口から
「うちの商品(サービス)は凄いぞ!」
といくらいっても、
それは売り込みの言葉にしか聞こえない。
けれども、既にお客様に
なってくれた方から体験談や
経験談を頂戴し、
「この商品(サービス)は
ありがたいですよ!」
と推薦頂けば、
それは売り込みの言葉ではなく
「買い気を起こしてもらうための参考情報」
ということにもなる。
◇ このようにして、
「売るのではなく、
売れていくように」
という基準で、
営業のやり方を見直していく。
野球選手がフォームを
作り変えるのと同じように、
営業のフォームを作り変えることで、
以降、半永久的に、
これまで以上の売り上げを
立てられるようになる。
そして、以上のようなことは何も、
経営とか営業の話に留まるものではない。
自分が周囲から求められるのか、
反対に疎んじられるのか。
これも
自己の存在を押し付けるのか、
他者から求められるように振る舞うのか。
によって決定されている。
一事が万事こういうことような気がする。
<今日の名言>
貧乏金なし トンビ
今日一日の人生を大切に!
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