社員「何が違うんでしょうね。
私にはいっこうにわかりません」
課長「何が?」
社員「Tさんです。私もTさんも女。
年齢も25歳。営業話法の内容も同じです」
課長「営業話法が同じ?」
社員「にもかかわらず、
営業成績が全然、違うんです」
課長「今年度は差がついたなァ
3倍ぐらいか」
社員「そうです。3倍ですよ、3倍
もう、いやになっちゃうし、
自信も失くしちゃう」
課長「そうだよなァ、驚いちゃうよ」
社員「課長は、何でこんなに差がついたか、
わかってるんですよね?」
課長「え」
社員「私とTさんとの差です!」
課長「もちろんわかってるよ。
君とTさんの違いは、表情の違いだ!」
社員「表情......?」
課長「君は表情が少ない」
「君はプロの営業だろう?
表情をもっと豊かにし、
相手にインパクトを与えるんだ」
社員「わ、わかりました」
課長「Tさんは毎日鏡を前にし、
1年以上かけて、
表情を作ってきたんだ」
社員「そんな努力をしていたんですね」
課長「表情には
『オープンフェイス』
『ニュートラルフェイス』
『クローズドフェイス』の3種類がある。
これを使い分ければ、絶対にうまくいく」
<オープンフェイス>
笑っている表情、
心を開いて微笑んでいる表情
<ニュートラルフェイス>
何も意識せずにいるときの表情
<クローズドフェイス>
真剣な表情
どのように使い分けるかというと
・お客さまからお断りされたとき
オープンフェイス、
柔らかい笑顔で対応
・お客さまへのクロージング
クローズドフェイス、
相手にインパクトを与える
・お客さまからお断りされた時
ニュートラルフェイス、
残念ではあるが苦々しい表情をしない。
社員「表情の変化でうまくいくんですか」
課長「表情の変化さえできれば、
何事もうまくいくよ」
社員「わかりました!
そう信じて練習します!」
課長「その表情、すごくいいねえ」
舞台役者になりきったつもりで
表情を意識して変えていくことが
営業には大切なようだ。
<今日の名言>
何かやりたくないことがあったら、
毎日必ずそれをやることだ。
これが、苦痛なしに義務を果たす習慣を
身に付けるための黄金律だ。
マーク・トウエイン
* 「毎日実践することで、習慣化させる」
これが、大きな夢を実現する一番の秘訣。
今日一日の人生を大切に!
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