表情を意識する  vol.1038

社員「何が違うんでしょうね。

   私にはいっこうにわかりません」

 

課長「何が?」

 

社員「Tさんです。私もTさんも女。

   年齢も25歳。営業話法の内容も同じです」

 

課長「営業話法が同じ?」

 

社員「にもかかわらず、

   営業成績が全然、違うんです」

 

課長「今年度は差がついたなァ

   3倍ぐらいか」

 

社員「そうです。3倍ですよ、3

   もう、いやになっちゃうし、

   自信も失くしちゃう」

 

課長「そうだよなァ、驚いちゃうよ」

 

社員「課長は、何でこんなに差がついたか、

   わかってるんですよね?」

 

課長「え」

 

社員「私とTさんとの差です!」

 

課長「もちろんわかってるよ。

   君とTさんの違いは、表情の違いだ!」

 

社員「表情......?」

 

課長「君は表情が少ない」

  「君はプロの営業だろう?

   表情をもっと豊かにし、

   相手にインパクトを与えるんだ」

 

社員「わ、わかりました」

 

課長「Tさんは毎日鏡を前にし、

   1年以上かけて、

   表情を作ってきたんだ」

 

社員「そんな努力をしていたんですね」

 

課長「表情には

  『オープンフェイス』

  『ニュートラルフェイス』

  『クローズドフェイス』の3種類がある。

  これを使い分ければ、絶対にうまくいく」

 

<オープンフェイス>

 笑っている表情、

 心を開いて微笑んでいる表情

 

<ニュートラルフェイス>

何も意識せずにいるときの表情

 

<クローズドフェイス>

 真剣な表情

 

どのように使い分けるかというと

 

・お客さまからお断りされたとき

 オープンフェイス、

 柔らかい笑顔で対応

 

・お客さまへのクロージング

 クローズドフェイス、

 相手にインパクトを与える

 

・お客さまからお断りされた時

 ニュートラルフェイス、

 残念ではあるが苦々しい表情をしない。

 

社員「表情の変化でうまくいくんですか」

 

課長「表情の変化さえできれば、

   何事もうまくいくよ」

 

社員「わかりました!

   そう信じて練習します!」

 

課長「その表情、すごくいいねえ」

 

舞台役者になりきったつもりで

表情を意識して変えていくことが

営業には大切なようだ。

 

<今日の名言>

何かやりたくないことがあったら、

毎日必ずそれをやることだ。

これが、苦痛なしに義務を果たす習慣を

身に付けるための黄金律だ。

      マーク・トウエイン

 

「毎日実践することで、習慣化させる」
      これが、大きな夢を実現する一番の秘訣。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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