症状が消えた後もコロナウイルスは残る ②  vol.752

このように、

 新型コロナウイルス蔓延が拡大するなか、

 

急速に進む研究によって

Covid-19の多様な特徴が

解明されつつある。

 

そうした研究でももっとも

注目されているのは、

新型コロナウイルスの変異に関する研究だ。

 

しかし、さまざまな記事を読むと、

なにを基準にして変異型を特定するのか、

 

そしてどのくらいの変異型のタイプが

あるのか統一した見解はまだないようだ。

 

新型コロナウイルスは進化しつつあり、

  4つの異なるレセプターから細胞に侵入して、

 

それぞれ異なった症状を引き起こすタイプが

あることがわかってきた。

 

それらは、次のレセプターだ。

 

ACE2 レセプター

・フーリン蛋白質

GRP78 レセプター

CD147 レセプター

 

レセプターの違いは、

それぞれ新型コロナウイルスの

変異型を表しているとする見方がある。

 

一方、3月初旬には武漢発祥の

新型コロナウイルスには、

 

もともとL型」S型」という

2つのタイプがあることが、

日本でも報道された。

 

これは、遺伝子配列に基づく分類である。

 

中国の英字科学誌「国家科学評論」によると、

  ウイルスのサンプル103例の

  遺伝子配列を調べ、うち101例を

 L型」S型」に分類した。

 

その結果、

 

 70%がL型だった。

 

L型」の方が感染力が強いとみられる。

 

S型」はコウモリから検出された

コロナウイルスに遺伝子的に近く、

古い型とみられる。

 

今まで一つの型にだけ

 感染する症例が大半だったが、

 

武漢への旅行歴のある米国の患者1人は、

両方の型に感染した可能性がある。

 

このように、さまざまな研究から

新型コロナウイルスには

明らかに変異型が見られるものの、

 

どのくらいの種類の変異型が

存在するのか分かりにくい状態が続いていた。

                                             つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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