症状が消えた後もコロナウイルスは残る ①  vol.751

いま世界でも日本でも、

  新型コロナウイルスの感染者のうち

  8割が軽症で済み、

 

カゼ程度の症状しか

経験しないと言われている。

 

そうした人々は50歳以下の

比較的に若い人だとされ、

 

時間とともに症状も消え、

完治すると見られている。

 

しかし、リーキシン・ジー博士と

 ロケッシュ・シャーマ博士が、

 

「呼吸器と救急救命の

 アメリカン・ジャーナル」

 

という医学雑誌に発表した論文によると、

 

128日から29日までの期間に

軽度の症状で「北京総合病院」に入院し、

 

その後完治して退院した16人の感染者を

退院後数日経ってから再検査したところ、

 

そのうちの半数は依然として

新型コロナウイルス(Covid-19

に感染していた。

 

16人の軽症の感染者の

平均年齢は、35,5歳だった。

 

そして、軽度の咳き、熱、咽頭の痛み、

呼吸困難などの症状か消えてからも、

 

1日から8日間、

新型コロナウイルスは

体内に残留していた。

 

この結果から分かることは、

カゼ程度の軽度な症状で自宅で療養し、

 

その後症状が消滅して完治した人々でも、

ウイルスはまだ体内に残っており、

 

動きまわって濃厚接触すると、

ウイルスを撒き散らす結果になるということ。

 

論文の執筆者は、症状が消えた後も

  少なくとも 2週間

  自己隔離すべきだとしている。

 

日本でも新型コロナウイルスに

感染しながらも、

 

症状が軽度なので、

自宅で療養している人も多い。

 

現在の感染速度であれば、

こうした人が今後もどんどん増加する見通しだ。

 

そして、多くの場合、

重症化することなく症状は消えてしまう。

 

しかし、まだウイルスが

体内に残っている可能性があり、

 

症状の消滅後すぐに活動すると、

新たな感染源になってしまう可能性がある。

 

次に、新型コロナウイルス感染で

 重症化の兆候となる可能性のある

 激しい胃腸障害の症状について記す。

 

新型コロナウイルス感染で

重症化した場合の一般的な症状は、

重度の肺炎である。

 

喉から肺の奥まで炎症が発生し、

呼吸不全から死に至るケースだ。

 

これは新型コロナウイルスが

細胞に侵入するときに利用される

ACE2というレセプターが

肺胞細胞に集中的に発現しており、

 

そこでウイルスが増殖することによる。

 

いまは心臓や腎臓に発現している

ACE2レセプターから体内に侵入して、

 

心疾患や腎臓疾患をいきなり引き起こす

ケースも確認されている。

 

それが、新型コロナウイルスの

新種であるとする議論もある。

 

今回、「南京医科大学」の研究チームが

  3つの病院で入院している

  1,314人の感染者を調査したところ、

 

86人の重症患者の86%に

重度の胃腸障害があった。

 

ストレスやショック、そして炎症など

さまざまな原因で胃腸障害は発生するため、

 

新型コロナウイルスの感染とは

一概に結び付けることはできない。

 

しかし、胃腸にもACE2レセプターが

発現していることから、

 

そこから胃腸に入った新型コロナウイルスが

障害を引き起こした可能性もある。

 

また、激しい胃腸障害を持つ患者では

敗血症を発症し、

 

これが引き金となり

死亡するケースも見られた。

 

このように見ると、

激しい胃腸障害が、

新型コロナウイルスの感染で、

 

患者が重症化するかどうかの

予兆にもなり得る可能性がある。

 

この論文の執筆者は、

激しい胃腸障害の症状を

見逃さないようにすべきだとしている。

            つづく

 

 

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