メガネのレンズの色こそがあなたの世界の色  vol.998

赤いレンズのメガネをつければ

    世界はすべて赤く見える。

 

   青いレンズのメガネをつければ

   世界はすべて青く見える。

 

黄色いレンズのメガネをつければ

世界はすべて黄色に見える。

 

そしてひとつの色のメガネを

あまりにも長くかけ続けると

「メガネの色こそが世界の色」という、

 

とんでもない勘違いに陥る

ことになる。

 

深く信じてきた世界観から

    生まれた行動が、

 

 自分にとって好ましい結果を

 もたらしてくれるのなら、

 

そのメガネを死ぬまで

かけ続けておいてもなんら問題はない。

 

しかし  

「そこに不平不満や疑問を感じている」

という状況があるのであれば、

 

「その状況をもたらした

    世界認識(メガネ)を捨て去る勇気」

 

を持つべきではないだろうか。

 

認知の変化、変容、

 

言葉を換えれば、

パラダイムシフトが起こらない限り、

 

つまり

これまでと同じ青い色の

メガネをかけていて、

 

「世界はどうして青であって、

           黄色ではないのだろう」

 

といってもそれはムリな話。

 

メガネのレンズの色を変えることが

できるかどうかは、

 

まさにあなた次第

 

我々は自身の

「認知(=世界観)の枠組み」

 に従って生きている。

 

  自覚の有無にかかわらず、

 

「どのように世界を捉えているか

   によって行動も規定されている」

 

 ということ。

 

各人、自分の見えている世界は、

自明のことであり、

 

それこそが真実と

頑(かたく)なに信じているのなら、

 

何の疑いも持つことなく、

自分の世界観から導きされた

行動を取るべきだ。

 

人は、自分がどのように世界を

捉えているかに応じて、

 

その世界観に応じた処世訓を導き出し、

その処世訓通りに行動する生き物である。

 

したがって、肝心の世界観が、

いずれ不幸をもたらすものであったとすれば、

 

そして、さらにあなたが

その事実に気づかなければ、

 

永遠にその世界観に基づく行動が

繰り返され、

自らをどんどん苦しめるようになる。

 

すなわち、良くも悪くも

今の運命をもたらした真の原因は、

  

「行動そのものの奥に潜んでいる

             あなたの世界観にある」

 

ということだ。

 

この現実に気づかぬ限り、

 

々と同じことを繰り返し、

   その行動に応じた運命には

   抗(あらが)えぬ」

 

ということとなるのだろう。

 

そして、この状況の

恐ろしいところは、

 

「自分がそんな状態に

 はまり込んでいるとは夢にも思わず、

 死地へと赴きつつある」

 

といったことが、

往々にして起こり得る。

 

つまり「人生」を俯瞰して捉えてみれば、

 

我々の運命は、

 

「どんな知識や能力を持っているか」よりも

  むしろ、

 

「どのような世界観の中で生きているか」

 によって、

 

ほぼ決定づけけられる

と言っても過言ではない。

 

ただ、ここで問題なのは、

 

「自己認識は自分で

  なかなか覆せない」

 

ということ。

 

他者の認識との比較相対によってしか、

自分がどんな認識を持っているのか、

 

本当のところは分からない

ということだ。

 

もちろん他の人の持っている世界観が

正しいかどうかは誰にも分からない。

 

しかし、

認識の相対化をする機会がなければ、

 

【世界観思考行動結果、

 の結果の集積が「運命」となる】

 

 という流れに気づくこともなければ、

 

たとえ自分の「運命」に

不満があったとしても、

 

何をどのように変えればよいのか、

気づく機会も得られない。

 

気づけなければ、決断も下せず、

行動にも反映されないから、

 

「流れ、流される日々を繰り返し、

           一生、今の状態が続く」

 

 こととなる。

 

現状に何の不満もないのなら、

それはそれでいい。

 

しかし、もしあなたが、

このままの状態が続くのはちょっと、、、

 

と思われるのなら、

 

今の状態(運命)をもたらした

 

行動の奥にある思考の、

 そのまた奥にある世界観」

 

に疑いを持ってみられては

いかがだろうか。

 

人間関係に不満があるならば、

 

キャリア形成に不満があるならば、

 

自分の経済状況に不満があるならば、

 

それぞれの状況をもたらした、

世界観を知るために、

 

自分と異なる運命を生きている

他者の世界観を知るための行動を、

 

いま取るべきではないだろうか。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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