フレーミング効果 ④ vol.914

事故死の場合の

  臓器移植に関する意志表示は、

  多くの国で免許証に記載されている。

 

たとえば 2018年に

発表された記事によると、

 

オーストリアは100% に近い。

 

これに対して、隣国のドイツは

わずか12%である。

 

またスウェーデンは86%なのに、

同じ北欧のデンマークは44%である。

 

なぜ同じ北欧でこれほどの違いがでるのか?

 

それは、この重要な質問における形式、

フレーミング効果が原因なのである。

 

つまり提供に同意する率の高い国では、

 

提供したくない人は所定の場所に

チックマークを入れなければならない。
            ・・・・オプトアウト方式

 

これをしない場合には、

提供の意志があるとみなされる。

 

一方、同意率の低い国では、

 

提供したい人が所定の欄に

チェックマークを入れなければならない。  
                     ・・・・オプトイン方式

 

これだけのことである。

 

市民をコントロールするのは簡単なこと。

 

臓器提供に同意するかどうかは、

 

チェック欄のディホルト設定が

どちらになっているかで

予想がつくということだ。      

        つづく

 

<今日の名言>

嵐の中で船から下りることが

できたとしたら、

誰一人として大海原を渡りきることは

なかっただろう 

   チャールズ・ケタリング(発明家)

 

*何事も退路を断って
 背水の陣で臨む「覚悟」が必要。

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください