モバイル通信5Gのイノベーションはまるで別世界 ② vol.406

 

4G も進化していく。

しかし、いくら革新的な通信規格であっても、

それが社会にあまねく広がらないと

宝の持ち腐れとなる。

 

来るべき 5G時代 には何を考え、

どう行動していくのか。

 

まず、大前提として

5Gの時代には、LTE(4G)も進化していく。

 

5GでもLTEでも、

用途に応じて使うインフラを変えられる。

 

ソフトバンクは、

Massive MIMO(マッシブマイモ)

という技術を、世界に先駆けて4Gに導入。

 

5Gの必須要素とされる技術で、

これまで大人数でシェアしていた通信を、

一人一人に割り当てる。

 

こうした技術革新により、

「ギガモンスター」をはじめ、

 

LTEでもある程度、高速・大容量の

通信サービスを提供できている。

 

◇ 一方、5G には弱点がある。

 

周波数が高いゆえに直進性も高く、

ビルなどの障害物に遮られやすいのだ。

 

そこで、ソフトバンクは、

LTEも5Gもそれぞれ増強することで、

 

より多くの企業のニーズに応えられる

プラットフォームになることを目指している。

 

5G の時代には、

スマホ側の課題もクローズアップされる。

 

毎秒10GBもの大容量データを

処理できる端末がすぐに出てくるとも思えない。

 

そこで採用するのが、

エッジコンピューティングである。

 

◇ 例えば、基地局の裏に高性能なマシンを並べ、

    そこでデータを処理する。

 

データを加工し最適化すれば、

スマホに負荷をかけずに済む。

 

データをクラウドに上げればいいと

思われがちだが、

 

そもそもクラウドから端末に

届けるまで時間がかかる。

 

あくまでもエッジで処理
(端末の近くのネットワークで分散処理)

することに意味があるのだ。

 

◇ 新しい企業連合が生まれる。

 

    10月、ソフトバンクは

   自動運転技術などを見据え、

   トヨタ自動車と手を組むことを発表した。

 

新会社「MONET Technologies」
   (モネ テクノロジーズ)

を共同出資で設立し、

18年度中に事業に乗り出す。

 

将来的に5Gを事業に活用することは

間違いないはずだ。

 

5G時代には、

こうした新しい企業連合が

次々と生まれるだろう。

 

ソフトバンクは、自動運転など

次世代の移動サービス(MaaS)

見据えてトヨタ自動車と提携した。

 

折しも、このほど開かれた

総務省の公開ヒアリングで、

 

5Gのプレサービスが19年夏にも

始まることが明らかになった。

 

予定より1年前倒しされることになる。

 

コンシューマー(消費者)一辺倒ではなく、

 さまざまな業種に顧客が広がる。

 

最もいい形でインフラを

提供できたキャリアが勝つと思う。

 

◇ ソフトバンクは近年、

    投資会社としての側面を強めている。

 

次なるフェーズを見据えて態勢も大きく変え、

世界有数のイノベーティブな会社を

自らの投資のポートフォリオに入れている。

 

自分たちが(イノベーションを)

起こせないのなら、

起こせた人を連れてくる、

 

というのも一つの戦略かもしれない。

 

映像一つをとっても

サービスはいくらでも作り込める。

 

新たなインフラに、インパクトのある

サービスをどのように盛り込んでいくかは、

まさにキャリアの腕の見せどころだ。

 

映画でみたようなワクワクする世界が

すぐそこまで迫っている。

                           

 

今日一日の人生を大切に!

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