「お猿さん物語」に学ぶ企業文化のあり方 ① vol.235

 

◇ 5匹のお猿さん、バナナ、ハシゴ、

    そしてホースを使った実験があった。

 

5匹のお猿さんはオリの中に

閉じ込められていた。

 

そのオリの中では、天井から

バナナがぶら下がっていた。

 

そして、お猿さんたちにはラッキーなことに、

バナナの真下にハシゴが設置されていた。

 

誰もが予想するとおり、

すぐに1匹のお猿さんがバナナをめざして

ハシゴに向かって走っていった。

 

ところが、そのお猿さんが

ハシゴに登ろうとすると、

 

冷酷な研究者が、ホースを使って

凍るように冷たい水をサルに浴びせた。

 

さらに、ハシゴを登ろうとした

お猿さんだけではなく、

 

それを見ていた他の4匹のお猿さんにも、

同時に、この冷たい水を浴びることになった。

 

2匹目の別のお猿さんが

ハシゴを登ろうとすると、

その研究者は再び冷たい水を浴びせた。

 

同じく他の4匹のお猿さんにもである。

 

3匹目のお猿さんが登ろうとしたときも

同様に水を浴びせた。

 

そして、

お猿さんたちはようやくここで学んだ。

 

「バナナがあろうとなかろうと、

あのハシゴには二度と登ってはいけない」と。

 

◇ オリの中の様子を眺めていた研究者は、

     さらに実験を続けた。

 

オリの中のお猿さん1匹を、

オリの外の新しいお猿さんと入れ替えてみた。

 

当然、新入りのお猿さんはバナナを見つけ、

 

「バナナを取りにいかないなんて、

   なんて間抜けなヤツらだ」と 思ったのだろう。

 

そして、

新入りのお猿さんはハシゴを登り始めた。

 

すると、面白いことが起きた。

 

冷水を浴びせられた他の4匹のお猿さんたちは、

新入りのお猿さんに突進し、攻撃を加えたのだ。

 

この結果、

 

冷水の恐ろしさを知らない

ラッキーな新入りのお猿さんでも、

あることを理解した。

 

「バナナがあってもなくても、

このハシゴを登ってはいけないんだ」と。

                                                 つづく

今日一日の人生を大切に!

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