思考の三原則 (2)・・・<長期的に考える>  vol.120

 

◇ ものごとを考える時に、近視眼的に

     見てしまうことはよくあります。

 

     問題が今、目の前で起こっている

     わけですから、それをすぐに解決

     しようとするあまり、先のことは

     後まわしにして、今この時の状況に

     どう対処するかだけを

     考えてしまいがちです。

 

    トンビも基本的にこのパターン。

 

   しかし、短期的な視点と長期的な視点、

    その視点をどこに置くかにより、

     出てくる結果が大きく変わってきます。

 

◇ 例えば、目先の売上を上げることだけを

   考えれば、大量に営業マンや渉外社員を採用し、

     頭数を増やして、とにかく売らせれば

     不可能ではありません。

 

    しかし、そんなことをしても

    人は育つ訳がありません。

 

    結果的に多くの脱落者を生み、

    セールスの質も下がってしまいます。

 

   ですから、大量採用は短期的に見れば

    売上に貢献するかもしれませんが、

   長期的にはセールス部門の弱体化を招き、

   それを元通りに修正するには、

   大変なエネルギーと時間を要します。

 

「人を育てるには、

          多大な労力と時間が必要です」

 

 しかしこういう理屈がわかっていても、

 短期的な売上や成果を求められる企業では、

 往々にして起こりやすい問題です。

 

 このように長い時間軸で

 物事を考えることは、非常に重要であり、

 特に経営者にとっては

 必要な資質ということになります。

                                          つづく

 

<今日の名言>

 前例がない、だからやる。

   樋口廣太郎(アサヒビール 中興の祖)

 

*世の中は変化し続けています。

   前例は意味がない ” 前例がないからやる ”

   その強い覚悟が必要です。

 

今日一日の人生を大切に!

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