明日あるまじく候  vol.1018

本日ご紹介するのは、

  熊本県知事、内閣総理大臣を経て、

 

    60歳で政界を引退した

    細川護熙氏による書籍である。

 

氏は現在、作陶・書・水墨画

油絵・漆芸などを手掛ける

アーティストとして活躍中であり、

 

氏がこれまでの人生で影響を受けた

言葉や思想をこの本の中で紹介している。

 

この内容が実に、

トンビの心に響いたので、

このブログで取り上げることにした。

 

明日あるまじく候

  勇気を与えてくれる言葉   

   細川護熙・著 文藝春秋

 

 

蓮如上人の言葉をアレンジした

 「明日あるまじく候」という言葉等、
 (明日はないと思って今を生きればいい)

 

 教養人の著者だけあって、

 単に名言にとどまらず、

 

その言葉を発した人物の生涯、

著作にまで及び奥が深い。

 

また、内閣総理大臣という

     重責にあった著者が、

   これらの思想にどう影響を受け、

 

  政治を行っていたのか、

 

   またどうやって引退を決意し、

   現在の生き方を選んだのか、

 

自身のエピソードも紹介されており、

現役のビジネスパーソンとしても、

興味深く読むことができる。

 

ある程度人生経験を重ねた人は

  この内容を理解できると思うが、

 

「どうやって引き際を

            決断すればいいか」

 

その指針についても述べられている。

 

人を挙ぐるには、

すべからく退を好むものを挙ぐべし

 

幕が下りたあとまで

喝采を望む者はバカだ     孫氏

 

という言葉に触れると、

 

いまの政財界は、人選、進退について、

極めてまずい判断をしていると

思わざるを得ない。

 

著者が人生の指針とした

珠玉の名言集。

 

これが面白くないわけがない。

 

ぜひ、読んでみてほしい。

 

今日一日の人生を大切に!

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