信用第一     vol.1063

みなさんは「馬鹿」という

語源をご存じだろうか。

 

◇ 秦の趙高が皇帝に

  献上するための狩りの帰りに、

 

「珍しい馬が手に入った」

  鹿を連れてきた。

 

そこにいた多くの家臣は

 

鹿とわかっていたが、

 

「それは鹿です」と言えば

  恥をかかせることになるため、

 

その場では何も言わない。

 

後でこっそり、趙高に、

 

「もしかしたら鹿ではないかと

       思うのですが」

 

「もし鹿を献上してしまったら

   恥をかいてしまいます」 と、

 

耳打ちしてくるものは、

忠誠心の高い家臣として処遇した。

 

一方で、趙高の悪口を言い

馬鹿にしたものは処断された。

 

実は、これはすべて

趙高のトラップ!

 

家臣を見定めるために、

そのような茶番を演じた

芝居を打ったわけだ。

 

◇ これと同じようなことが、

   政治の世界では日頃から

   行われている。

 

人を試し、品定めすることは

好ましくないとわかっていても、

 

議員が国政を担う

国会議員である以上、

 

人や金のチェックは

諮員秘書がしなければならない。

 

そしてその秘書自身を選び間違えると、

辞任劇ということにつながりかねない。

 

◇ 故・田中角栄元首相は、

  私がかつて、

 

人の悪口を言ったことがあるか!

 

誰か私が一度でも人の悪口を

言ったことを聞いたことがあるか!

 

私は一度もない!

 

男を磨くうえで、

絶対的な信用をつけるうえで、

欠くべからざることが

人の悪口を言わないことだ。

 

と言ったという

有名なエピソードがある。

 

やはり人間は 「信用第一」

ということだ。

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください