ニーバーの祈り  vol.1015

トンビは 

 「ニーバーの祈り」を常に思う。

 

  米マサチューセッツ州の

  小さな教会で、

 

 神学者の

 ラインホールド・ニーバーは

 こう説いた。

 

  よ! 

 

 変えることのできるものについては

 それを変える勇気を我に与えたまえ

 

 変えることのできないものについては

 それを受け入れるだけの冷静さを

 与えたまえ

 

そして

 

変えることのできるものと、

変えることのできないものを

識別する知恵を与えたまえ

 

変える勇気と変えない冷静さ、

そして識別できる知恵。

(中略)

一日一日を生き、

この時をつねに喜びをもって受け入れ、

困難は平穏への道として

受け入れさせてください。

 

人が生きる上で持ちたい力、

  それはどこの世界でも

  求められるものだ。

 

 日本では「不易流行」

 という言葉を使う。

 

「奥の細道」の旅の間に

松尾芭蕉が体験した概念である。

 

「不易を知らざれば基立ちがたく、

      流行を知らざれば・・」

 

 世の中がどんなに変化しても、

 絶対に変わらないもの

 変えてはいけないものがある。

 

そんなことを松尾芭蕉は

言いたかったのであろう。

 

管理者の視点で解釈すれば

  時代の変化に対応して、

 

 絶えず会社の姿を新たにして、

 変化を求め続けること。

 

 

伝統と革新は、

  相反するものではない。

 

 商いとは時代対応業

 

 何よりも大切なのは、

 お客様の価値観を

 常につかんでいること。

 

 

では、そういった価値観や「今」

  知るためにはどうしたらいいのか。

 

 流行のレストランの噂を聞けば

 食べてみる。

 

 話題のコンサートがあれば行ってみる。

 

 有名な絵画があれば観てみる。

 

そういった自分の五感を磨きつづける。

 

それを怠ると、

気がつけば見えなくなる。

 

現在はすぐに過去になる。

 

最新設備は今日から老朽化が始まる。

 

そこを埋めていくのが

サービスかもしれない。

 

その連なりは、

時代を超えてつながっていく。 

       

変えてはいけないものは

まさにそこかもしれない。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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