あなたはいつまで働くつもりですか? ②  vol.712

 義務と権利について、

 このように整理してみると、

    私たちが考えるべきは、

 

義務から権利への視点の転換

 

ということになる。

 

個人の視点で見た場合なら、

生活を守るための労働から

 

自己実現のための労働に

  どう結び付けてゆくか

 

ということを考えることになる。

 

しかし、それは個人としては

限界がある取り組みだ。

 

目の前の生活に必死な状況で、

自己実現なんて言われてもむなしい。

 

トンビがここで示したいのは、

    社会側の仕組みをうまく活用すること。

 

たとえば「互助」というキーワードがあるが、

その最たるものは生活保護であり、

失業者への給付金ということになる。

 

短期的な助けを得られる仕組みが互助だ。

 

そして互助の仕組みは、

企業で働きながらでも活用することができる。

 

たとえば社会人の学びなおしのための

教育訓練給付制度 はわかりやすい仕組みだ。

 

また企業によっては、

  教育だけでなく、

 

財産形成のための補助や、

確定拠出型の退職金の仕組みを

導入していることもある。

 

これらはいずれも個人の生活を

助けるために使えるものであり、

 

義務としての労働負担を

下げられる可能性を高める。

 

また転職の機会が増えていたり、

   起業のためのアイデアイベントが

   増えたりしていることは、

 

  社会の視点からの権利拡大の仕組みだ。

 

企業に置き換えてみると、

副業の促進なども含まれる。

 

これらの機会をうまく活用することで、

個人としての自己実現の可能性を

高めることができる。

 

重要なことは、

 

目の前にある会社の仕組みを、

多面的に見ること。

 

単純に定年から再雇用されて、

 

だから何歳まで働ける、

そこで稼げる金額はいくら、

 

という風に考えてしまうと、

柔軟性も可能性も縮んでゆく。

 

それらは義務として

労働の視点に基づくものだからだ。

 

 我々がよりよい生活、

 よりよいキャリアを築くためには、

 

権利としての労働を

意識しなくてはいけない。

 

そのために、社会や企業が

用意してくれた選択肢を

使いつくすことがとても重要になる。

 

しかし、実はそれよりも、

もっと重要なことがある。

 

それは、

 

雇われるのか、

それとも自ら起業するのか?

 

この目線が、これからの時代、

より重要になってくるのである。 完

 

 

今日一日の人生を大切に!

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