待つものは必ず来る       vol.713

 

トンネルは必ず抜けるものだ

待つものは必ず来るのだ

来たのかもしれない

郵便箱にポトリと音がする    

                  杉山平一 「三月」

 

悲観論者をたとえて、

 

雨ふれば下駄屋の息子を思い、

  日が照れば傘屋に嫁いだ娘を思う」

 

などといい表すことがある。

 

親というものは例外なしに心配性だから、

どうしてもこうなる。

 

ここで言葉を入れ替えてみると

   どうだろう。

 

「日が照れば下駄屋の息子を思い、

    雨降れば傘屋に嫁いだ娘を思う」

 

状況そのものは何ひとつ

変わっていないのに、

不思議と心が弾んでくる。

 

これを 楽観の効用 という。

 

今はどこの大学でも合否を,

   ネットでの発表に切り替えている。

 

特に今年は、新型コロナウイルスの

拡大防止に向けて、

 

大学構内の掲示板での発表を

取り止めた大学が多数あるという。

   

今どき、郵便箱の音を待ちかねる人は

    あまりいないだろが、

 

春の受験シーズンがめぐってくるたびに、

杉山平一氏の詩を思い出す。

 

雨上がりの青空をあおぎ見るように

 

「待つものは必ずくるのだ」と信じて、

 

今年春が巡ってきた家族は多いはずだ。

 

 

<今日の名言>

日本にはすべてが揃っている。

やる気さえあれば、最高の立地と言える。

  柳井 正(ファーストリテイリング会長)

 

*われわれは最高の立地条件の中で
 仕事をしている。あとはやる気だけ。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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