豊かな人生のためのお金の使い方 ① vol.651

 

◇ 子供たちがお小遣いや

    お年玉をもらったとき、

    多くの親は「貯金しなさい」という。

 

もちろん、

 

「今度出る新しいゲームソフトを

       買うために貯金するんだ」と、

 

子どもが自発的に貯金する分には構わない。

 

それは子どもながらに「目的」があり、

その目的を達成するために、

 

今は何を優先させなければならないか、

わかっているからだ。

 

そうやって子ども自身の意志があって

貯金するのなら問題ないが、

 

何もなく ただ「貯金しなさい」と

命令するのは親の思考停止の現れにすぎない。

 

◇ 今さら言うまでもなく、

   「お金は交換の道具」だ。

 

何かを成すための手段に他ならない。

 

もちろん価値を保存したり

保険としての機能もあるが、

 

しっかりお金を使えない習性が身につくと、

あまり人生を楽しめない生き方になってしまう。

 

◇ これは子どもに限らず、大人でも同じだ。

 

そもそも、貯金するということは

「使えるお金を少なくする」ことであり、

 

それは、

 

「選択肢を狭める」

 

「できることを制限する」

 

ことにほかならない。

 

そのため、

「お金を使えばできたであろう

  様々な経験をしないままの日々を過ごす」

ことになる。

 

お友達と映画や

   コンサートに行って楽しむ。

 

   学校帰りにファーストフード店に行って

   おしゃべりする。

 

  語学学習のために電子辞書を買う。

 

  バンド結成のために楽器を買う。

 

お金を使えば、人生の楽しみの

幅も深さももっと広がるのに、

 

それをしないで貯金に励む。

 

こんな生き方は寂しくないだろか。

 

◇ しかし大人でも結構こういう人は多い。

 

  死んだときが人生で

  もっともお金持ちだった

 

という笑えない話もよく耳にする。

 

家族にたくさんお金を残せて幸せだったと

思えればいいのかもしれないが。

 

その家族がまた、

そのお金をため込んでしまう

ことになりかねない。

 

貯金に励む人は、

お金に執着しているということであり、

 

本当に使うべき時に

大胆に使うことができなくなってしまうのである。

 

思い当たる節はないだろうか。

                                  つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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