最も治安が悪いところは、あなたの「家庭」      vol.202

 

◇ 毎年20万人を超える夫婦が離婚し、

    そのうち子どものいる家庭が

    6割を超えるという状況を見ると、

 

個人にとって家族とはどういう存在なのかを

学んでおく必要がある。

 

そもそも、家族が愛情と血縁で

固く結ばれているという単純な

思い込みにこそ、多くの危険が潜んで

いることに注意を払うべきではないだろうか?

 

◇ 一連の「家族内殺人事件」には、

  豊かな家庭もあり、また最貧の家庭もあり、

 

  単純に経済的な事由から起きた事件と 

  決めつけてしまうことができない

  側面があることがわかる。

 

日本人が「義理と人情」に弱いのは、

イエやムラなどの「地縁」、「血縁」という

人と人との強いつながりによって、

形成されているためであろう。

 

 

しかしそんな日本人が、

一番大切にしてきたはずの血縁の

根幹にあたる肉親を傷つけたり、

殺害まで及ぶという凶悪な暴力事件は、 

重要な問題を孕んでいる現象なのかもしれない。

 

「愛情」とか「血縁」というのは、

 

      まさに家庭内の潤滑油。

 

   家族のメンバーの信頼関係が

   うまく保たれているときは、

   相乗効果で、うまく「家庭」が機能する。

 

 しかし、長い期間培われた不満や不安で、

 相互の信頼関係が失われ、夫婦間や親子間で

 利害が衝突している家族にとっては、

 

「愛情」とか「血縁」は、

 

  かえって負担になる。

 

  相手の要求をのまなければ

「愛情がない」と非難されるし、

 

「血のつながった親子じゃないか」

  言われれば要求に従わざるを得なくなる。

 

  こうした我慢が限界に達すると、

  悲惨な事件が起きることになるのである。

 

現在の日本で殺人事件は、

年間に1000件ほど起きているが、

そのうち親族がらみのものは

半数以上を占めている。

 

◇トンビは、日本でいま最も治安の悪いところは、

   冗談抜きで「家庭」だと思っている。

 

一般の路上では「正当な理由」もなく

包丁やナイフを持ち歩いていたら

銃刀法違反になる。

 

ところが、多くの家庭には、

そうした「凶器」が常に用意されているのだ。

 

私たちは、企業だけでなく家庭内にも

賢いマネージメントが必要だということを

学ばなければならない。

 

キャバクラで夜遅くまで飲んで 、

静まりかえった家庭に帰るときは、

十分注意が必要だ。

 

もしかしたら、包丁を持ったあなたの奥さんが、

目の前に立っているかもしれない。

 

       ゾ~ ~ ~

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください