GDPを押し上げる大麻の合法化 ①     vol.680

カナダ統計局は、昨年1012月期の

    実質国内総生産(GDP)が、

 

   前期比+0.1%・同年率+0.4%に

   とどまったと発表した。

 

ここでトンビが注目したのは、

カナダ政府が、昨年10月にG7としては

初めて合法化した大麻関連の経済活動が、

 

カナダのGDP統計に

完全に組み入れられたことである。

 

ロイター通信が和文記事でも

このニュースを取り上げた。

 

カナダ統計局の公表資料によると、

    同国のGDP統計には、

 

従来は医療用大麻の合法的使用に

関連する経済活動のみが記録されていたが、

 

今回からは非医療用(嗜好用)および

医療用の大麻の生産・流通・消費に関連する

合法・非合法の経済活動が

すべて計上・推計されるという。

 

昨年1012月期の家計の

    大麻関連支出(名目)は、

 

    年率換算59億加ドル(500億円弱)で、

    家計支出総額の0.5%を占めた。

 

内訳は 非合法が   47億加ドル

             合法が     12億加ドル

 

アルコール・タバコ・大麻への

支出における大麻の比率は11.2%だった。

 

カナダのトルドー首相が、

    ウルグアイに続いて、国として

  嗜好用の大麻を合法化した狙いは、

 

国が管理することによって不法取引を減らし、

犯罪組織を排除することである。

 

大麻は多くの国と地域で

所持や使用が禁じられるが、

 

麻薬のなかでは依存性が低く

副作用が軽いとされ、

 

 欧米では『ソフトドラッグ』

と呼ばれている。

 

依存性が高いコカインや

合成麻薬LSDなど『ハードドラッグ』と

区別されることが多い。

 

またロイター通信は、

 

「オランダの売春・麻薬の経済規模、

       チーズ消費額を上回る」

 

  と題した記事を配信した。

 

この記事により、

オランダの売春や麻薬取引の

経済規模は年間25億ユーロで、

 

チーズ消費額をやや上回る規模に

達していることが明らかになった。

            つづく

 

 

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