顔認証技術が世の中を大きく変える ① vol.583

 

◇ 顔認証技術が様々な場面で

    使われるようになってきた。

 

スマートフォン(スマホ)や

パソコンのロック解除だけでなく、

 

病院や銀行、ホテルの受付、

飛行機の搭乗手続き、自動運転、

 

学校の出席確認など、

活用の場は多岐にわたる。

 

プライバシーへの配慮など課題もあるが、

顔認証を使えば業務の効率化や

セキュリティー強化が可能になる。

 

さらに個別性の高いマーケティングや

サービス提供に生かすこともできる。

 

◇ 顔認証は現在、主に米アップルの

    スマホ「iPhone」やノートパソコンの

    ロック解除で消費者と関わっている。

 

顔認証を使ったこうした

生体認証ソフトウエアは、

 

顔のつくりや輪郭、表情を識別できるため、

セキュリティーやID確認が容易になる。

 

◇ 顔認証の最もシンプルな用途は、

    病院の受付で順番待ちや煩雑な

    事務手続きを不要にすることだ。

 

もっとも、この技術をサービス改善に

生かす方法は他にもたくさんある。

 

◇ 米グーグルは

    1712月、肌の色や皮膚変位から

    心臓血管機能を解析するという

    大胆なビジョンを持つ特許を公開した。

 

アマゾンも14年に

受動モニタリングのための

同様の特許を申請し、17年に取得した。

 

この特許では、例えば、

アルゴリズムで目の周りやほおなど

顔の2カ所の色の変化を追跡し、

このデータを使って心拍数を算出する。

 

こうした変化を追跡することで、

病院のスタッフは患者をより

効果的にモニタリングし、

治療できるようになる。

 

◇ ホテル業界では顔認証は

    サービス向上につながる。

 

この技術を宿泊者のアカウントに使うことで、

顧客にさらに寄り添った体験を提供できる。

 

例えば、アカウントにあらかじめ

写真を登録しておけば、

 

顔認識技術により宿泊者は

ホテルに足を踏み入れるだけで

チェックインできる。

 

自分の画像を使って

部屋に入ることも可能だ。

 

これが実用化されれば、

コンシェルジュはもっと

顧客に応じた提案や特典、

サービスを提供できるようになる。

 

こうした技術は現在、少なくとも中国の

マリオットホテル2軒で使われている。

 

ゲストは機械に自分の顔を

かざしてチェックインする。

 

所要時間は約1分間で、

いったんチェックインすれば、

代金は顧客の口座に自動請求される。

 

◇ 銀行はサイトやアプリで

    ネットバンキングサービスを

    使っている顧客の安全なログイン手段として、

    顔認証の導入を進めている。

 

この技術は、

 

IDを誤認する可能性を

   100万回に1回未満に抑える」

 

とされており、

 

ネットバンキングの安全性を

さらに高める可能性がある。

                        つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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