論語 vol.1071
争いを強いて避けぬと同時に、 争うべき時期の到来を待つことを必要とす ◇ 論語の中で孔子は、 立派な一人間は、 争いなどするべきではない と説いている。 ここ…
争いを強いて避けぬと同時に、 争うべき時期の到来を待つことを必要とす ◇ 論語の中で孔子は、 立派な一人間は、 争いなどするべきではない と説いている。 ここ…
◇「孟母三遷」という 有名な故事がある。 孟子は幼少のころ、 墓の近くに住んでいて、 葬式の真似ばかりするので、 母は市場の近くに移転した。 すると今度…
母よ タニシにように苦い泥をのんで 黙りこくっている 歴代百姓の系列の肉親の 突然変異の特別柔弱であった そのためだけに 子守も下男も田植えもできなかった そのためだけに &nb…
◇ 本日ご紹介するのは、 熊本県知事、内閣総理大臣を経て、 60歳で政界を引退した 細川護熙氏による書籍である。 氏は現在、作陶・書・水墨画 油絵・漆芸などを手掛ける アー…
◇ 田中角栄の秘書をしていた 早坂茂三氏の著作 <捨てる神に拾う神─ 「もっと無器用に生きてみないか」> に出てくる言葉がある。 若い者はしくじる。 右…
◇ 人生のたそがれ時を 迎えた人たちと話しをすると、 同じ後悔の言葉を 聞かされることが少なくない。 「あの大旅行を実行すればよかった」 「あのアイデアを実現すれ…
働く者が自分の組織よりも 長生きするようになった。 30年以上繁栄する企業は 少ないというのに、 そこに働く者の労働寿命が 50年に及ぶようになった。 人類史上初めてのこととして…
◇ 小学校低学年の児童には、 「人」と「入」の区別がつきにくい。 たしかにその二つの漢字は 見かけ上では長い線が左に流れるか 右に流れるかだけの違いである。 ◇ かつての人気番組で金八先生…
降り積もる深雪(みゆき)に耐えて色変えぬ 松ぞ雄々しき 人もかくあれ 昭和天皇 ◇ 日本が焦土化し、 全国民が敗戦に 打ちひしがれているとき、 お…
◇ 将棋の永世棋聖、米長邦雄氏が 経団連で公演したことがある。 当時若手の羽生善治名人が 将棋界のタイトル七つを 独り占めした頃である。 演題は、 「なぜ、羽生君に勝てないの…
もののふの 矢橋(やばせ)の船は 速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋 ◇ これは室町時代の連歌師・宗長の歌。 「物事をなす時は、 基本に従うことが近道となる」 という意味だ。 …
◇ 先日、時間を見つけて 『NHK「100分de名著」ブックス 兼好法師 徒然草』 を読んでいたら その中に、 「仁和寺にある法師」から始まる、 あの有名な言葉(第五十二段)が 紹介され…
◇ トンビが民間企業時代、 まだビジネス書が今ほど ポピュラーじゃなかった頃、 よく読んでいた書籍のひとつに、 舩井幸雄氏(2014年没)の本がある。 一時、オカルト商法…
◇ 本日は、教養を身につけるための ガイドブックとしても 有用な一冊を紹介する。 『人生の教養が身につく名言集』 出口治明・著 三笠書房 ◇ 教養とは、人生を面白おかしく、…
トンネルは必ず抜けるものだ 待つものは必ず来るのだ 来たのかもしれない 郵便箱にポトリと音がする 杉山平一 「三月」 ◇ 悲観論者をたとえて、 …
◇「泣いて馬謖を斬る」 (ばしょく) という故事成語がある。 これは、 「私情を捨てて規律を通す」 という意味になる。 …
◇ 陶芸作家、河井寛次郎の 「助からないと思っても助かって居る」 という有名な言葉がある。 この言葉は、将棋の故大山康晴15世名人が 「座右の銘」としていたことでも知られている。 …
日々を過ごす 日々を過つ(あやまつ) 二つは一つのことか 生きることは そのまま過ちであるかもしれない日々 吉野 弘 「続・吉野弘詩集」 ◇ 渋々あやまちを認めた場合にも、 …
◇ 「論語」とは孔子と彼の高弟の言行を 孔子の死後、弟子たちがまとめた書物である。 したがって、 論語を読めば部下の指導の仕方がよくわかる。 教えずして殺す、これを虐…
◇『猫の妙術』の新釈版を本日は紹介する。 内容は、ネズミ獲りの名人である 「古猫」が教えを説くという設定だが、 この教えがじつに深い。 ◇ 猫の言葉がわかる剣術者、…