規律を貫く    vol.690

「泣いて馬謖を斬る」
           (ばしょく)

 

     という故事成語がある。

 

これは、

 

「私情を捨てて規律を通す」

 

という意味になる。

 

中国の三国時代、

    蜀の軍師である諸葛孔明は、

 

いずれは自身の後継者にと、

若くして才能溢れる馬謖のことを

大変期待していた。

 

覇権を争う魏との戦いを控え、

孔明は馬謖を軍の中枢に抜擢した。

 

ところが、馬謖が軍律に背いたため、

自軍は大敗の憂き目に遭った。

 

戦いに敗れ戻ってくる将兵をみて、

孔明は私情を捨て、

 

軍律を守らなかった馬謖

涙しながら厳罰を言い渡した。

 

その顛末を伝え聞いた将兵たちは、

孔明の毅然とした態度に

尊敬の念を感じるとともに、

 

誰もが軍律を守ることの

大切さを肝に銘じた。

 

日常生活を送る上では、

     様々なルールが存在する。

 

まずは、集団生活の要である

家庭や職場において、

ルールや約束事を守ることが大切だ。

 

規律や秩序を保ち、

毅然とした調和のある職場を作りあげよう。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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