課長:「10月から営業推進会謡の
リーダーになったそうだな」
社員: 「そうです。任せられたからには、
頑張ってやり遂げます」
課長:「気合が入っていていいんだが、
会議のメンバーから相談があった」
「会議が終わる時間が
遅いらしいじゃないか」
社員:「それも仕方がありませんよ。
いつも顔を合わせている
同じ部署のメンバーと違い、
いろいろと調整しなければならない
こともあるんですから」
課長:「それにしてもダンドリが悪いと聞いた」
「もう会議を4回やってはいるが、
何も進んでないんだろう」
社員:「そりやあ……
個人個人の認識合わせから
スタートするので、
最初は多少の時間がかかって
当たり前だと思います」
課長:「会議に参加しているメンバーは何人だ」
社員:「14人です」
課長:「14人!?多すぎるだろう!」
社員:「そうですか?
各局から2名出してもらってますので、
14人になりますよ」
課長:「スパン・オブ・コントロールを超えている」
社員:「スパン・オブ……?」
課長:「『統制範囲の原則』だ。
統制できる人数には限界がある。
5,…__. 6人にしないと、
統制できないぞ」
社員:「5、6人ですか」
課長:「それだけの人数がいると、
意見も出てこないだろう?」
社員:「まったく出てきません。
たまに出ても、
いつも決まった人です」
課長:「それは『社会的手抜き』という現象だ。
人が多くなると、どうしても
無意識のうちに手を抜いてしまう」
社員:「へえ~。課長、
いろいろなことをよく知っていますね」
……たかが「会議」。
されど「会講」です。
参加人数も重要な要素です。
場当たり的な会議は、
組織の空気を悪くしていきます。
統制範囲を意識しましょう。
今日一日の人生を大切に!
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