岳飛(がくひ)と秦檜(しんかい) vol.1037

中国で最高のヒーローは

  誰かと聞くと、

「岳飛」という答えが返ってくる。

 

  岳飛は南宋時代の武将で、

  民衆にも絶大な人気を誇っていた。

 

その岳飛の影響力拡大を恐れた

宰相の「秦檜」が、

岳飛を無実の罪で殺害してしまった。

 

後世になって泰檜は

売国奴として国民に嫌われた。

 

今も杭川・西湖のほとりにある

岳飛の「岳王廟」の前には、

 

手を後ろで縛られ正座させられている

泰檜・王氏夫妻の像がある。

 

泰檜が犯した罪は、

何世紀にも渡って言い伝えれられてきた。

 

それは、

 

「中国人は過去の屈辱を

               決して忘れない」

 

ことを示唆している。

 

韓国の財界人によれば、

  韓国にも世代を超えて

     過去の屈辱を忘れまいとする

     文化があるそうだ。

 

 先祖の誰かがはずかしめを

 受けた場合、

 

その後、一族はずっとその恨みを

忘れないという。

 

一族が集まると、

はずかしめを受けた場合

故人のために、

 

世代が代わっても

ずっと追悼の儀式を続けるようだ。

 

トンビたち日本人は、

  韓国のこうした文化があることを

  理解した上で、

 

「従軍慰安婦の問題」などに

対応していかなければならない。

 

韓国側は、

賠償金額が多いとか少ないとか、

 

そういうことを

問題にしているのではない。

 

日本の姿勢を問うているのである。

 

ならば、日本の政治家はもっと

相手の立場を考えて行動すべきだろう。

 

日本人は「もう楔は済ませた」

といった考えをしがちだが、

それは韓国や中国には通用しない。

 

だから、靖国の参拝も、

もっと慎重にしなければならない。

 

「戦争犯罪人が合祀されているのは

 わかっているが、死者を敬うのは

 日本の文化だから参拝する」 と、

 

粘り強く理解を求める必要がある。

 

「相手の文化を尊重する気持ちを

  忘れてはならない」ということだ。

 

それが日本が「賢い国」になる

バロメーターとなる。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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