◇ トンビは、
「多様性を持つコミュニティ
(ネットワーク)づくり」
についてを考えるとき、
いつもこの故事を思い出す。
予測できない環境変化が起きたとき、
誰が、どのような形で助けてくれるのか、
わかったものではない。
◇ 孟嘗君には数千人に及ぶ
食客がいたそうだが、
先に紹介した通り、
中には
「盗みのプロフェッショナル」
「ニワトリの鳴き声だけが取り柄の男」
もいたわけだ。
まさか孟嘗君も、
こうした人たちに命を助けられるとは
思ってもみなかっただろうが、
そんな人たちも含めて食客として
養っていたというのは、
まさに「無用の用」と
思わずにはいられない。
◇ 今の時代、
「何千人もの食客」
なんてものに現実味はないが、
これを
「何千人もの人との、
緩やかなつながり」
と捉え直してみると
現実味を帯びてくる。
こうしてつながっている方々から、
今、行っていることについての
アドバイスや協力をいただくこともあれば、
お客様になってくださる方もいる。
つまり
【良好な人間関係の
プラットフォーム】
を作るために、
莫大な時間&体力&認知資源を
投資してきたということになる。
そしてそれが、
万一の際の互いの命綱となるということを
肝に銘じなければならないということである。
コロナ禍の時代、
そういった関係性が
いっそう重要度を増しているような気がする。
完
今日一日の人生を大切に!
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