ラクダ流生き方のススメ   vol. 920

ラクダが砂漠にすめて、

  キリンがすめないのはなぜなのか。

 

「背が高すぎるんです」

 登場人物が語る。

 

デンマークの推理作家

ユッシ・エーズラ・オールスンの、

 

人気シリーズ「特捜部Q」の

最新刊「吊るされた少女」の一場面である。

 

キリンの場合、

  見渡す限りここは砂しかないと

  悟ってしまう。

 

  幸運にもラクダはそれがわからない。

 

すぐ先にオアシスがあるかもしれないと

期待しながら進めるのだ、と。

 

人はラクダに似ている。

 

見えるのは「今」だけで、

あした何が起きるかは誰も知らない。

 

知らないおけげで、

希望を抱いて人生の旅を続けることができる。

 

コロナ禍により、政治と経済の歯車が

なかなかうまく噛み合わないが、

正月気分が立ち去るのも早い年の初めである。

 

迎えた一年にはどんな出来事が

用意されているのだろう。

 

そこはラクダの強みで、

コロナによる砂嵐や炎熱ではなく、

 

緑の泉が待っている、

オリンピックに熱狂する姿があると、

 

信じて歩き出すしかない。

 

<今日の名言>

初暦(はつごよみ)知らぬ月日は美しく  

             吉屋信子

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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