◇「尊敬するひとは誰ですか?」
と問われたら、
誰をあげるだろうか。
世界34カ国の小学生をを対象にした
「親を尊敬しているか?」
という調査結果がある。
それによると、
日本以外の33カ国では、
「はい」と答えた子供たちの平均は
約95% であった。
では日本はどうだったかというと、
なんと、25% でしかなかった。
日本人の場合、
親を尊敬している子どもたちは
世界的にみて極めて少ない。
◇ 日本の子どもたちからは、
坂本龍馬や、野口英世などの偉人、
錦織圭などのスポーツ選手が上位を占めた。
著名人や偉人など、
目標とする人物がいることで、
自己の向上心が芽生える。
だが、尊敬の対象は、
成長するにつれて変化していく。
◇ 我が命を授けてくれた親を
尊敬しているかどうか、
子どもを持つ身にとっては、
子どもから尊敬される存在かどうかは
気になるところだが、
確率からすると、
トンビも落胆する方に
入ることは間違いないだろう。
◇ だが、ここで、
「親を尊敬する」ということが、
はたして子供にとって
いいことかどうかについて、
考えてみることにする。
◇ ほとんどの人は小さい頃から
自分の親から教わった多くのことを
正しいと思っている。
例えば、食生活や、お金の使い方や
仕事との向き合い方や
コミュニケーション方法について、
意識的にするせよ 無意識にするせよ
親の影響をものすごく受けて成長する。
親の教えが専門家の意見と違っていても
親の教えに従う人が多い。
◇ しかし、
そうやって育ててくれた親を
尊敬していない、
その親を超えたいと思うのであれば、
親の教えは真に受けない方が
いいかもしれない。
なぜかというと、
親と同じ価値観で行動すればするほど
親と同じような人生になるからだ。
親が平均年収であれば、
子どもも平均年収になり、
不健康なのであれば不健康になり、
友達が少ないなら、
友達が少なくなったりする。
親と同じような価値観で生きた場合、
親よりお金持ちになったり、
健康になったり、
人間関係が良くなることは稀なケースだ。
◇ 親のレベルを超えて、
もっと一流の高い結果を得るためには、
親の教えではなく、
一流の結果を出している人から学び、
その人から教わったことを
親の教育より優先させる方が
いいのかもしれない。
◇ そういった意味では、
日本の未来は明るい。
尊敬する人物が、
歴史的な偉人であったり、
著名人であったりするからだ。
これからの日本を考えた場合、
親を超えていく若者が
多数出てきて欲しいと願うばかりだ。
今日一日の人生を大切に!
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