まさかあの人が… 社員が心を病む3つのパターン ② vol.518

 

【パターン2

家族が病気で入院して回復が遅れたとき

◇ 育児を奥さんメインで行っている家庭で、

   奥さんが入院した途端に大変なことになる。

 

家族が病気になって入院したときも、

タフネス社員がメンタルを

病みやすいパターンの一つだ。

 

特に奥さんが病気で入院し

回復が遅れたとき、

 

今までバリバリ働いていたタフな男性社員が

メンタルを病むというパターンを

トンビは少なからず経験した。

 

◇ それまで家事や育児を奥さんが

    メインで担ってきたご家庭の場合、

 

奥さんが入院してしまうと、

私生活は一気に機能不全に陥る。

 

すぐに親御さんがヘルプにかけつけて

泊りこみで手伝ってくれる場合はいいが、

 

それが無理な場合は慣れない家事、

子供の世話、保育園などの送り迎えを

夫が一人でこなさねばならなくなる。

 

◇ 特に男性は、

「子供や家の用事で仕事を軽減してほしい」と

職場に言いづらい傾向があるため、

黙して無理を重ねがちだ。

 

今までと同様の仕事量や責任を

手いっぱいに抱えつつ、

 

貴重なやすらぎと休息の場だった家庭でも

慣れない家事・育児という仕事に

忙殺されるようになった男性社員が、

過労状態となったあげく、

 

不眠や気力低下といったメンタル面の

不調が発生するケースが少なくない。

 

また女性社員でお子さんや

    家族の入院・病気が長引いて、

 

看病のために過労状態になって

メンタル不調や体調不良になる

ケースも散見される。

 

仕事が終わってから

病院に駆けつけて世話をしたり、

夜遅くまで看病を続けたりしているうちに、

 

肉体的・精神的疲労がピークに達して

心や体に不調が発生してしまう。

 

遠方に住んでいる高齢の親の

健康状態が急に悪化し、

 

休日のたびに長距離を往復して

介護や施設の手配に数カ月奔走したあげく、

 

心身のエネルギーを消耗して

うつ病になったケースも複数あった。

 

◇ こうしたプライベートのストレスが

    長期間続きそうなときは、

 

男性も女性もまずは

正直に会社の上司や人事に相談し、

 

仕事量の調整をお願いすることが

必要だと思う。

 

上司や人事は、

社員の近しい人が病気になった、

入院したという情報をキャッチしたら、

 

その人の仕事が負担になっていないか、

心身が疲労していないかなどを

早めにヒアリングし、

 

SOSを見逃さないで対応して

あげてほしい。    つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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