まさかあの人が… 社員が心を病む3つのパターン ③ vol.519

 

【パターン3

クレーム対応が長引いたとき

◇ 職場の理不尽なクレーム対応を

     放っておいてはいけない。

 

いくらメンタルがタフだといっても、

ネガティブな人間関係ストレスに

長期間さらされるのは危険だ。

 

例えばタフな交渉に長(た)けていると

社内で一目置かれていた

40代の中間管理職A氏が、

 

理不尽な要求を繰り返す

クライアントの担当となり、

心身を病んだケースもあった。

 

大口クライアント企業の横暴な担当者に、

まず前任者がメンタル不調となり、

その後任として登用されたのがA氏であった。

 

しかし一方的に納期の変更や

契約外のサービスを求めてきたり、

 

重箱の隅をつつくようなクレームを

繰り返しては怒声を上げたりする

担当者の対応に、A氏も翻弄され続けた。

 

数カ月後にそのクライアントとの

仕事はようやく終了したが、

 

その直後からA氏は動悸(どうき)や

冷や汗に急に襲われる

パニック障害を発症して休職してしまった。

 

◇ この例のように、

    今までと全く勝手の違う理不尽な

   クレームに長期間さらされた場合、

 

それまでバリバリ働いてきたタフな人でも、

精神的ストレスが高じて

メンタルを病むことがある。

 

こうした状況を会社が察知した場合は、

担当者を放っておいてはいけない。

 

長引くクレーム対応については

一人で頑張らせ続けるのではなく

複数で対応に当たらせる、

 

より権限のある経験豊かなスタッフを

派遣するなどして速やかな対応が

必要だと思われる。

 

◇ 以上、トンビ今まで経験した

    タフネス社員がメンタルを病んだ

     パターンを3つ紹介した。

 

どんな強い人でもメンタルを

病む可能性があるため、過信は禁物だ。

 

特に長引く過労や睡眠不足、

精神的ストレスの蓄積は、

健康を破壊する力となりえる。

 

心身に過剰な負担がかかってきたときは

誰もが早期にSOSを発することができる

職場環境づくりが必要であり、

 

SOSをキャッチした会社には

速やかに対応に乗り出す

柔軟なフットワークを持つ必要がある。

                                        

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください