◇ Yさんは、横領の容疑で警察や検察から
取調べを受けた経験があります。
「人間なんて弱いもので、同じ詰問を何十回、
何百回と、延々と繰り返されれると、
腹立ちや反発など いろいろなことを
頭の中で考えるけれど、
一定の時間が過ぎれば、
あとは もうどうでもいい と思うようになる。
ただ煩わしさだけから 早く逃れたい、
解放されてたい で 頭がいっぱいになる。
そうなれば、不本意ながらも 相手の言うことに
根負けして、どうにでもなれ! と、
OKしてしまうものなんですよ」
◇ 実は、これが冤罪の温床になるわけです。
人は同じことを 何度も、何度も
繰り返し 繰り返し 言われ続けると
だんだんと、自身の記憶さえも
書き換わっていきます。
これは行動科学の分野では、
すでに実証されている事実でもあるのです。
◇ Yさんは、セールスマンになって
訪問を始めたとき、
いろんなトークを駆使するよりも
検察に同じことを、何度も 何度も
責めに 責められた ことを思い出し、
検察の民間版をやってやろうと
思ったのです。
ここが Yさんの素晴らしいところ。
どんな逆境にいても学ぶことはできます。
Yさんの端正で優しい風貌とは裏腹に、
厳しい経験から得たテクニックの
原点は、ここにあったのです。
実は、Yさんのすごいところは
これだけではありません。
◇ Yさんは少々でも成績を上げ、
お金が手元に20万ばかりできると、
会社からいなくなります。
どこに行くのか?
「競艇場」に行きます。
そして一つのレースにあり金すべてを賭ける。
そして大抵、 負けて すぐ帰ってきますが
たまに ほんとに たまに
どんぴしゃ当たる! ことがあります。
当たった場合は、数百万単位の金になります。
ここからが Yさんならではの
「圧巻のパフォーマンス」です。
部長に電話して一週間から三週間
会社を休むと伝える。
そしておわびの印として、30万円を
この部長に送金する。
送られた部長は、セールスマンの人事権を
握っている男です。
もちろん30万円は黙って懐に入れる。
その後 Yさんは、毎日、毎日 競艇場通い。
そしてお金が尽きれば、会社にゆうゆうと戻り、
セールスマン活動を再開する。
そして また
「ねぇ、奥様、お願いしますよ」
の繰り返しが 延々と始まるのです。
延々に… 繰り返されるのです。
◇ 営業をされている皆さん、
困った時には、
ぜひこの話法を使ってみてください!
あなたも間違いなく
トップセールスマンになれます。
<今日の名言>
日帰りで 行ってみたいな 天国に
*今日一日の人生を大切に!
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