「希望の同盟」以外に日本の進むべき道はない ② vol.658

 

◇ 中国の戦略は、

    日米、日ロ、日韓を分断することで、

    日本を孤立させ、破滅させること。

 

これに対し安倍総理は、

日米、日ロ、日韓関係を改善させ、

 

見事に反日統一共同戦線戦略を

無力化することに成功した。

 

これが、2016年末の状況だった。

 

◇ その後2017年、

    トランプが大統領に就任。

 

    この年は、

  金正恩が大暴れした年でもある。

 

彼は、核実験、ミサイル実験を繰り返し、

日本と世界を恐怖に陥れた。

 

トランプは、習近平に、

北朝鮮問題の解決に協力してくれるよう要請。

 

というのも、

北朝鮮の貿易の95%は、対中国

 

中国次第で、

北朝鮮経済を破壊することもできる。

 

北朝鮮の体制を崩壊させることもできる。

 

もちろん、非核化させることもできる。

 

習近平は、快く協力を約束した。

 

それで、AIIB事件後悪化していた

米中関係は、一時良好になった。

 

◇ しかし、2018年、

    トランプ大統領は、

 

「習近平は口だけで実際は何もしていない」

 

  ことに気づく。

 

それで、中国の仲介を抜きにして

北朝鮮と直接話をしようと決意。

 

20186月、シンガポールで

米朝首脳会談が行われ、

 

トランプ大統領は、

中国には全然北朝鮮核問題を

解決する気がないことがわかった。

 

そこで20187月、8月、9月と

連続で中国製品への関税を引き上げた。

 

201810月には、

1回目のペンス演説があり、

 

ここから「米中覇権戦争

はじまったことになっている。

 

◇ 米中覇権戦争は、

    経済面では日本だけでなく、

    世界中に打撃を与える。

 

しかし、安全保障面から見ると、どうだろか。

 

中国は、

 

「反日統一共同戦線をつくって、

          日本を破滅させる」 と決意し、

 

実際に動いている国。

 

その国を、アメリカは

「俺たちが退治してやる!」と宣言した。

 

これは、日本にとって、

大変ありがたい話だ。(あくまでも安保面の話)

 

だから、日本のやることは簡単だった。

 

アメリカの対中政策を支持するだけ。

 

つまり、日本のやるべきことは、

 

「希望の同盟国としての役割を果たすこと」

 

これ以外にない。

 

◇ ところが、安倍政権は、

    変な方に動き始めた。

 

  そう、中国との関係を

  急速に改善し始めたのだ

 

理由は、「戦略」ではない。

 

では、 何か?

 

トンビが思うに、

中国がすり寄ってきたから

だろうと想像する。

 

なぜ中国は、すり寄ってきたのか?

 

「アメリカとの仲が悪くなったから」だろう。

 

日本政府は、戦略的に物事を考えず、

むこうが寄ってきたから私も

という感じで歩み寄っている。

 

しかし、日本の同盟国アメリカから見ると

これは明らかに裏切り行為だ。

 

アメリカのエリートたちは今、

 

「希望の同盟というのは

   口からでまかせだったのだな」

 

あきれているかもしれない。

                             つづく

 

 

今日一日の人生を大切に!

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