◇ たくさんの仕事は
一人では当然できない。
そこで必要なのが部下ということになる。
そして部下の仕事を見て確認するのが
管理者の仕事ということになる。
つまり、部下社員がやっている仕事は
われわれの仕事、という論理展開になる。
上司になったら部下の管理能力が
職務に加わる。
指示系統として部下を指揮する立場
なのですから部下のミスに責任も発生する。
知っていて手を打たなかったのであれば、
責任を免れることができないが、
まったく知らなかった場合は
いかがだろうか。
◇ たとえば報告が
あがってこなかった場合や
不正を隠していた場合、
犯罪に手を染めていた場合は、
当然隠密裏にことが運ぶ。
上司に相談するバカはいない。
そしてこれも発覚すれば
上司が責任をとるということになる。
監督責任を当然問われる。
管理者であれば当然だといわれれば
それまでだが、
問題は、どう処分されるかということ。
問題の大きさにより
その処分内容も大きく変わってくるが、
まったく知らなかった場合は
最悪の場合でも、
「もう一度チャンスを与えてほしい」
と願ってやまない。
◇ 以前このコーナーで、
「本田総一郎は会社に最も大きな損害を
与えた人に社長賞を与えていた」
という内容を紹介した。
ひとつの失敗だけに
フォーカスするのではなく、
いままでやってきた仕事を
評価するように変わっていけば、
組織も大きく成長するはずだ。
大事なことは、
ひとつの失敗で完全に芽をつまない
ことではないだろうか。
<今日の名言>
霜に耐えた柿の味、
辛苦に耐えた人の味 (作者不詳)
*今日一日の人生を大切に!
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