ひとつの失敗で完全に芽を摘まない社員育成方法 vol.639

 

◇ たくさんの仕事は

    一人では当然できない。

 

そこで必要なのが部下ということになる。

 

そして部下の仕事を見て確認するのが

管理者の仕事ということになる。

 

つまり、部下社員がやっている仕事は

われわれの仕事、という論理展開になる。

 

上司になったら部下の管理能力が

職務に加わる。

 

指示系統として部下を指揮する立場

なのですから部下のミスに責任も発生する。

 

知っていて手を打たなかったのであれば、

責任を免れることができないが、

 

まったく知らなかった場合は

いかがだろうか。

 

◇ たとえば報告が

   あがってこなかった場合や

 不正を隠していた場合、

 犯罪に手を染めていた場合は、

 

 当然隠密裏にことが運ぶ。

 

上司に相談するバカはいない。

 

そしてこれも発覚すれば

上司が責任をとるということになる。

 

監督責任を当然問われる。

 

管理者であれば当然だといわれれば

それまでだが、

 

問題は、どう処分されるかということ

 

問題の大きさにより

その処分内容も大きく変わってくるが、

 

まったく知らなかった場合は

最悪の場合でも、

 

「もう一度チャンスを与えてほしい」

 

と願ってやまない。

 

◇ 以前このコーナーで、

 

「本田総一郎は会社に最も大きな損害を

       与えた人に社長賞を与えていた」

 

     という内容を紹介した。

 

ひとつの失敗だけに

フォーカスするのではなく、

 

いままでやってきた仕事を

評価するように変わっていけば、

組織も大きく成長するはずだ。

 

大事なことは、

ひとつの失敗で完全に芽をつまない

ことではないだろうか。

 

<今日の名言>

霜に耐えた柿の味、

辛苦に耐えた人の味 (作者不詳)

  

 

*今日一日の人生を大切に!

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