◇ 女性は男性に
「あなたは私を幸福にしてくれる人よ」
という無言のサインを
自分の表情や態度で送ることができる。
しかし、二人の関係が始まり、
トラブルが起こると、
彼女はそのメッセージを彼に送り続けることを
ついつい怠ってしまうのである。
女性は、いや、金星人は、
「愛され、大切にされている」
という実感がほしい。
自分の話を納得いくまで聞いてもらい、
理解、同情してもらえたと実感できた時、
女性は自分が相手に愛されていることを確信でき、
それだけで心が満たされ始める。
不信感や猜疑心はたちまち
消し飛んでいくのである。
◇ しかし金星人は、往々にして自分が相手に
尽くしすぎたと気づいたら、
その不幸を火星人のせいにする。
彼女は、自分が相手から得たものよりも
与えたもののほうが大きかったことについて
不公平を感じ、損をしたと思うのだ。
そして、火星人を責める。
これに対して火星人である男性は、
自主独立こそ男の誇りであり、
達成感が男の「自己証明」となる。
そもそも男というものは、体力や知力、
仕事の効率や物事の達成に
価値を置く種族でなのである。
能力と技術の研鑽に明け暮れることが、
すなわち生きることなのである。
世の一般的な火星人にとっては、
目標を達成するということが
もっとも大切なのである。
◇ 金星人たちにとって、人生でもっとも
大切な根本原理はコミュニケーションである。
自分の思いを誰かに伝え、
分かち合うことのほうが目的や成功を
達成するよりもはるかに大切だと思っている。
時と場所を共有し、話し合い、
心を通じ合わせてお互いの関係を
確認することが、幸せに満ち足りた人生を
実感できる最大の源である。
しかし
これが火星人にはなかなか理解できない。
つまり、女というものは、
直感的な人種なのである。
男性の意識はまったく違う。
男の脳は問題解決志向型にできている。
このくい違いが男女間のトラブルを
招く根本的な原因なのである。
それはなぜか?
育った環境がまったく違う
異星人だからである。
◇ 女性は夫が帰宅すると、一日の出来事、
とくに不快だったことやトラブル
などについてしゃべりまくる。
しかし、そのほとんどの場合、
ただ単に話に耳を傾け、
自分の気持ちを理解してもらいたい
だけなのである。
解決策を教えてくれとは言ってない。
繰り返す!
解決策を教えてくれとは言ってない。
実はこのことが彼女にとっては
もっとも大切なのだ。
じっくり話を聞いてくれて、
相づちを打ってくれる相手を
彼女は求めているのだ。
ただ相手の話を聞いてあげることの
重要性というものが
火星人にはまったくわからない。
◇ あなたが異性(異星人)に対して
フラストレーションを感じた時には、
そもそも
男性が火星人で 女性が金星人
であったことを思いだそう。
あなたは 火星人で、
あなたの奥さんは 金星人なのだ。
このことをすっかり忘れてしまっていたはずだ。
やっと、思い出してくれたか!
だんだんと、昔の記憶が蘇ってきたと思う。
男性と女性が根本的に
異質な ”異星人同士” であるということ
を覚えておくだけで、
お互いの愛情関係に大きなプラスを
もたらしてくれるに違いない。
これであなたの夫婦関係も
改善していくに違いない。
今日もまた大変勉強になったと思う。
完
今日一日の人生を大切に!
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