◇ 60歳を過ぎてから、
急に自分にあったコミュニティを
見つけようとしても、
それはそう簡単なことではない。
「定年後は妻とゆっくり旅行に」
と、夢を抱いている男性も多い。
しかし、奥さんは
そんなことをまった<
期待してないばかりか、
「旅行は友達と楽しみたい」
と、思っているかもしれない。
◇ 下手すると、
家の中にじっとひとりで
閉じ籠もるしかなくなる。
でも、これが家族には
一番嫌われることなのだ。
これがまさに
「熟年離婚の最大の原因」
とも言われている。
三度の食事を作らされる
羽目になる奥さんにとっては、
これが最も大きな
ストレスになるのである。
つまり、
会社を退職した定年後は、
家にも居場所がなくなる
可能性があるということになる。
そんなことを現役時代は
考えてもみなかっただろうが・・・
◇ 定年を迎えるにあたって
大事なことは、
「コミュニティを
少しずつシフトしておくこと」
定年前に、じわじわと
片足を移していくべき、
「サプのコミュニティ」を
いくつか探しておくといい。
もうすでに、その軸足が
コミュニティの方に
移動している人も
多数いるかもしれない。
そもそも会社を離れた
コミュニティでは、
名剌の威力はまったくない。
「坂の上の坂」では、
もう名刺を持ち合わせないのが
現実なのだ。
「会社」という所属がなくなり、
「ただの暇そうな
淋しい家に居場所がない
年金暮らしのオヤジ」 に
なってしまうのである。
つづく
<今日の名言>
江戸時代の儒学者、
佐藤一斎はかつてこう言った。
「賞と罰は、大略十中の七は賞し、
十中の三は罰するのが過当である」
*優しさ(七)、厳しさ(三)の
バランスが大事。
今日一日の人生を大切に!
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