他者のために与える人は、
他者から与えらえる人である。
◇ 二宮尊徳は
江戸時代後期の思想家。
二宮尊徳の通称は金次郎。
貧しい農民の子と生まれ、
苦労しながら学んで成功した人であった。
努力して武士の身分にまでなった彼は、
明治時代、農地改革に尽力を尽くした。
◇ 昭和初期、
大日本帝国主義をとった日本政府は、
彼の姿勢を戦争に利用するため、
銅像にして全国の小学校に建てた。
戦後、多くの銅像がとりはずされたが、
純粋に彼の業績や姿を奨励するものとして、
残った学校もあった。
◇ 冒頭の言葉を金次郎は
「たらいの水の原理」として
次のように説明している。
たらいの中の水を、
欲心を起こして
自分の方にかき寄せると、
向こうに逃げる。
人のためと向こうに押しやれば、
我が方にかえる。
なるほど …..
◇ 「徳に勤むる者は、
これを求めずして、財自ら生ず」
これは、西郷隆盛の言葉。
「徳」は 利他、 財は 利益、
人間社会の営みは、
利のやり取りといえる。
企業も、人も
他に利益を及ぼしてこそ、
自らにも利益が帰ってくる。
よりよく生きるためには、
利他の精神が大事。
なるほど ……
<今日の名言>
誰よりも強くなりたいのであれば、
誰よりも早くグランドに来なさい。
上田誠仁(山梨学大監督)
*すべてのランナーに対する真理である。
今日一日の人生を大切に!
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