◇ 一生懸命、木を切っているが、
肝心のノコギリが切れないため、
木を切るスピードがとっても遅いし、
なにより疲れる。
その日その日の仕事は
一生懸命しているのに、
まったく進まないとするならば、
「仕事の進め方」に、
どこか問題があるということになる。
◇ このような場合は、
「仕事の進め方を見直し、
高い生産性をもたらすスタイルを作る」
その上で、「一生懸命に仕事をする」
という順番を意識することは、
人生やキャリアを
より良いものにする上で
決定的に大切なこと。
◇ もし、これを逆にやって、
低い生産性を改善することなく、
一生懸命、仕事をしている
自分を是とする人は、
きこりの話を絶対に笑えない。
しかし実際に、
慌ただしい日常が続くと、
「毎日の仕事が忙しいから、
仕事の進め方を見直す余裕がない」
「だから、日々の仕事を
惰性でこなしていくより他にない」
「いつか見直す必要はあるが、
そんな時間もなければ精神力もない」
「いずれ何とかしなければ、
とは思っているのだけれども、、、」
ということになりがちだ。
◇ こうして油断していると、
そんな状態のまま、数ヶ月、数年、
下手をすると 十数年、
場合によっては 数十年、
といった時間が、
あっという間に過ぎてしまう。
思い当たる方もあるのではないだろうか。
実はトンビも、
こんな煩悶を繰り返し、
結局、10年近くの歳月を
空費してしまったこともあった。
◇ もし人生や仕事を最高に楽しみたい、
と思うのであれば、
いつか、どこかで、
「思い切る」必要がある。
過去の自分を反省し、
刃を研ぐ(=人生や仕事の方法を学ぶ)
ことに力を入れなければ、
日々、切れ味抜群のノコギリを用いて、
ラクに、楽しく、快調に、
人生や仕事を楽しめるようにはなれない。
あなたは
“刃を研がず、苦労し続けるきこり”
になりたいのか、
“一日の仕事が終わるたびに包丁を研ぎ、
毎日、切れ味抜群の包丁で料理を作る料理人”
になりたいのか、
どちらだろうか。
もし後者になりたくなければ、
頻繁に、毎日包丁を研ぐ しかない。
これしか方法はない。 完
今日一日の人生を大切に!
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