イノベーションは常識と非常識の境界線から生まれる   vol.211

 

◇ アップルブランドを日本で

      どのように再構築するかを

       検討する段階で、

 

       数あるアイテムの中から、

       アメリカで人気を集めた iPod mini に

       絞りこんで、押し出していくことを

       スティーブに提案したのは、

 

  日本人技術者である前刀禎明氏であった。
                          (さきとう よしあき)

 

彼は

 

 「iPodはパソコンの周辺機器であり、

                        Mac あっての iPod」

 

という考え方ではなく

 

むしろ 

 

「パソコンが iPodの周辺機器である」

 

という認識に転換することが

大切だと強調した。

 

つまり

 

「パラダイムを変えてしまおう」

 

と考えたということだ。

 

そのための切り口は

 

「iPod miniは

 デジタルディバイスではなく、

              ファッションアイテムだ」

 

 

という考え方に立つことであった。

 

そして、彼はスティーブに日本における

マーケティングについては、

基本的に任せてほしいと切り出した。 

 

「うん、それでいいと思う」

 

スティーブはそのように言った。

 

その後彼はApple Computer の

マーケティング担当バイス・プレジデントに

就任した。

 

常識ばかりにこだわっていては、

パラダイムを変えることはできない。

 

常識から逸脱したところに

イノベーションは存在するのだ。

 

Stay hungry , stay foolish

       スティーブを語る上では

       あまりにも有名な言葉である。

 

そのスティーブの本質的な考えは、

彼の次ぎの言葉に要約されている。

 

Your time is limited, 

so don’t waste it living someone else’s life.

Have the courage to follow  your heart and intuition

 

人生の時間は少ない。

他人の人生を歩んでいる場合じゃない。

自分の心に従え。

自分のやりたいことは自分の心に聞け

 

「常識」とは、

他人の心に他ならない。

 

「常識」ではなく、自分の心に従い、

自分の人生を歩むことが大切だ。

 

<今日の名言>

 

 常識と非常識がぶつかったときに

イノベーションが生まれる 

                                      井深大

 

*常識と非常識、正気と狂気、

    プラス思考とマイナス思考、

    そんな両極端の境界線から

 イノベーションが生まれるのです。

 

今日一日の人生を大切に!

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