◇ 一方で、
まったく飲めるところがなくなったら、
どうしても必要な場面で
困ってしまう。
大切なお客様と接待をしたり、
家族内でのお祝いする
お店も必要になる。
そこで思いつくのが
「高級」というキーワードだ。
高級感=清潔感のある店舗で、
なおかつ個室であるなら、
感染に対する恐れは
最小限に抑えることができる。
どうしても必要な場面では、
高いお金を払ってでも
そのようなお店を利用することが考えられる。
格安宿やビジネスホテルでは
GoToトラベルが始まっても閑古鳥が鳴き、
一方で個室を売りとする高級旅館等は
常に満室となるほどの大盛況となっている。
◇ 同じようなことが、
飲食業界でも起こりうる。
折しも、10月から
GoToイートキャンペーンが
始まる予定だ。
これも25%の金額を上乗せした
商品券が配られるため、
つい奮発して出費したくなる。
もちろん、その行く先は
格安居酒屋ではない。
三密を避けて
お得に食事できるとなれば、
皆さんも高級な料理店で
食事をすることだろう。
すなわち、
次に飲食業界で起こる事は、
高級店と格安店の格差だ。
◇ そこで投資家たちはは、
「高級」の対象となりそうな
上場企業を探すわけだが、
残念ながら高級飲食店は
なかなか上場していない。
高級であればあるほど、
チェーン店にはなりにくいからだ。
それでも何とか四季報を眺めると、
以下のような企業が浮かび上がる。
ひらまつ<2764>
平松博利氏が創業。
高級フランス料理店等展開。
日本料理店、ホテル事業を強化中。
梅の花<7604>
高級和食店「梅の花」が主力。
デパ地下向け持ち帰りずし「古市庵」も。
うかい<7612>
「うかい鳥山」など和洋食の
高級レストラン直営。
近年は東京都心に注力。
木曽路<8160>
しゃぶしゃぶの最大手。
居酒屋や焼き肉なども経営。
※出典:四季報
◇ しかしながら、
これらの企業の財務状況を見ると、
もともと経営状況があまり芳しくなく、
コロナ禍でいよいよ追い込まれている
企業がほとんどだ。
そう簡単には利益を出せる銘柄は
見つからない。
そのなかで、
木曽路は唯一可能性を感じる。
これまでも堅調な業績を
続けてきから、
財務状況に余裕があり、
なおかつ個室で和食を食べる
という点においては
よく名が知れている。
また木曽路に限らず、
余裕のあるところは、
どんどん「個室」「高級」
といったキーワードに
当てはまる店舗を作ってくる。
そういった動きがこれからの
株式市場を読む鍵となる。
ぜひ皆さんも自分が行った店舗で、
今後も伸びそうなところを探してみてほしい。
もしそこが上場していたら、
大化け株を掴むチャンスに
なるかもしれない。 完
今日一日の人生を大切に!
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