稼げる副業はいまの仕事の延長線上にある ② vol.851

人間はロボットではない。

 

    本来、休息に充てるべき時間まで

    労働で消費してしまうことは

    オススメできない。

 

これをしてしまうと、

本業にまで支障が出る可能性がある。

 

依然、8割もの企業が

副業に前向きでない理由の1つが、

ここにある。

 

それでは、成功する副業とは

    どのようなものなのだろうか?

 

それは、自分の得意分野に特化し、

事業化することだ。

 

通常は、自分が普段していることの中に、

ヒントが隠れている。

 

たとえば、あるIT企業で

    自社サイトの運営を担当している人の

    事例を紹介する。

 

その人は、知り合いに頼まれたことを

キッカケに、

 

ライターや編集の仕事を副業として

請け負うようになった。

 

この事例の中には、

成功する副業の2大要素が含まれている。

 

<副業を成功させるための2大要素>

1)普段、自分が行っている
   業務の一部を副業化する

2) 他人に請われて、その仕事を始める

 

前述のIT企業社員が行っている副業は、

この2点が当てはまることから、

 

今後も事業として継続していける

可能性が高い、と判断できる。

 

次に、副業から独立・起業した事例を

    2つ紹介する。

 

1つ目は、あるライターの事例

 

その人は、出版社に勤めたことはない。

 

もともとは販売員だった。

 

その人はある時、セールス力を

アップするセミナーに通い始めた。

 

熱心に受講し、積極的に発言したり、

周りの受講生を助けたりしていた。

 

すると、セミナー講師から

「受講生のレポートをまとめないか」

という話をもらう。

 

その人は、言われた通りに

受講生のレポートをまとめると、

講師から大変、喜ばれた。

 

それを続けているうちに、

やがて講師から「文章を書かないか?」

と言われた。

 

その要望に応えているうちに、

なんと講師から別の顧客まで紹介された。

 

これ以上、仕事との掛け持ちが難しくなり、

その人はとうとう、

ライターとして独立するに至った。

 

販売員とライターというと、

一見、まったくかけ離れた

職業のようにも見える。

 

しかしその人は以前、

大学の通信教育に通って3年間、

文章を書いていた経験があった。

 

さらに販売員だった頃の経験を活かして、

今ではビジネスノウハウ専門の

ライターとして活動している。

 

もう1つの事例は、

   現在、事務コンサルタントを

 している方だ。

 

その人はサラリーマン時代、

広告代理店に勤めており、

 

クライアントとデザイナーの間に

入って調整したり、

 

印刷会社との折衝に当たったり、

という仕事をしていた。

 

その人は病気のために会社を退社し、

しばらく休養していた。

 

その後、病気が治癒したので、

そろそろ本業に復帰しようかという時に、

 

知人から「仕事を手伝ってくれないか」

という声がかかった。

 

広告代理店に勤めていた時の人脈で、

周りには独立・起業をしている方が

多くいた。

 

その人は言われるまま、

試しに知人を手伝ってみたところ、

知人の会社の売り上げが1年で3倍になった。

 

その人が事務作業を引き受け、

仕事の調整に当たったことで、

 

知人が本来の業務に

集中できるようになった。

 

その評判が口コミで広がり、

その人は独立を果たした。

 

このように、副業は、

 

① 普段、当たり前のように行っていること

他人からお願いされたこと

 

というのが、

独立に至る成功パターンのように見える。

 

つまり、副業を手がける場合、

特にこれっと言ってやりたいことがない場合は、

 

本業の延長線上の業種を選択した方が、

スムーズに導入できそうだ。  

 

 

今日一日の人生を大切に!

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