◇ タイトルは『0秒で動け』だが、
実際には、個人が行動力を
高めるための方法論と、
他人を動かす方法論の
2つが盛り込まれている。
◇ 人生を変え、
豊かな未来をつくるには、
今 日の行動を変えること。
ただ、行動を変えるのは、
決して容易なことではない。
◇ 多くの人は、会社を辞めようと
思っても辞められず、
タバコ、お酒を控えようと思っても、
ついつい手を出してしまう。
行動を変えるには「スキル」が必要だ。
著者によると、行動力は
3階層のピラミッドになっている。
マインド、スキル、アクション
の3つだ。
これらを鍛えていけば、
少しずつ動けるようになる、
というのが著者のロジック。
◇ もし昨日までと変わらない今日を
繰り返していたら、
その延長線上にある未来は、
現在と変わらない。
歳をとった現在の自分が
そこにいるだけだ。
◇ もし未来の自分を変えたいと思うなら、
いままでの行動を変える必要がある。
つまり、いままでとは違う
行動をするためには、
「行動しよう!」という「マインド」と、
どうやって行動し、人を巻き込むか、
という道筋をつくる「スキル」と、
そして「アクション」(行動)
が必要になる。
それらを鍛えていけば、
いままでとは違う行動ができるようになる。
◇ すぐ動ける人は、
動いた後の「結論」をすぐ出せる。
結果、ポジションをとって、
すぐ動いていける。
まずは形にして、
走行テストを繰り返す。
すると、多くの検証データが集まってくる。
◇ たとえば
「これからは人生100年時代だ」
という話を聞いたとする。
「ふうん、そうか」と漫然と
聞き流すこともできる。
「人生100年時代なら、
80歳までは現役で働くのが
当たり前になるかもしれない」 と、
予想が入った意見ができれば、
それが仮説になる。
「じゃあ私は今40歳だけど、
これから40年仕事をするために、
今からもう1つ仕事をはじめよう」
これが自分なりの「結論」になる。
ここまで考えることで、
初めて「行動」につながる。
◇ 行動に結びつきやすいのは、
ワイルドな選択をした
経験や修羅場経験。
自らの意思でそうした挑戦をした
経験があれば、
「あんなに大変だった時に
大丈夫だったのだから、
今回もこうすれば大丈夫だ」と踏み出せる。
◇ 「コミットメント(約束)と一貫性」
という考え方がある。
人間は無意識のうちに、
一度コミットしたことと
一貫した行動をとろうとする。
だから、ちょっと不安でも、
まずは宣言すること。
そして、
動き出したら反省しない。
(フィードバックを受けない)
◇ その他、直感を鍛える方法、
周囲の期待値をコントロールする方法が
大変勉強になる。
ぜひ、読んでみてほしい。
今日一日の人生を大切に!
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