◇ 古代、天気予報のない時代に、
人々は空模様や生物の行動から
天気を予想していた。
これを「観天望気」という。
いわゆる先人の知恵というものだ。
◇ たとえば、
「朝焼けの日は雨になる」
「朝、くもの巣に
露がついていると晴れる」
朝焼けは、空気の湿度が上がり、
増えた水蒸気で光が散乱することで、
空が赤色から紫色に染まると言われている。
高気圧の時の早朝は、
気温が下がり露ができやすく、
クモの巣にも露がつく。
◇ その他
・「ハチが低く飛ぶと雷雨」
—湿度が高いと、
昆虫が低く飛ぶとされる
・「ツバメが低く飛ぶと雨」
—湿度が高いと、えさとなる昆虫が
低く飛ぶためと説明される
・「カエルが鳴くと雨」
・「ネコが顔を洗うと雨」
—湿度が高いとき、顔や髭に
水滴がつきやすくなる。
それを猫が拭うためとされる。
・「うろこ雲は天気変化の兆候」
・「おぼろ雲は雨の前ぶれ」
—温暖前線の接近によって
高層雲が現れるため
◇ 地方によっても、
いろんな言い伝えがあるが、
昔の人は生きていくために、
鋭い観察力で培った知恵を
生活に活かしていた。
情報に頼り過ぎず、
目の前の出来事を観察し、
生活に活かそうとする意識を
高めてはいかがだろうか。
自然現象から何かを学ぼうとする心は、
仕事の中でも、さまざまな気づきとして、
活きることになる。
今日一日の人生を大切に!
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