観察力を高める「観天望気」    vol.736

古代、天気予報のない時代に、

    人々は空模様や生物の行動から

    天気を予想していた。

 

   これを「観天望気」という。

 

いわゆる先人の知恵というものだ。

 

たとえば、

 

「朝焼けの日は雨になる」

 

「朝、くもの巣に

 露がついていると晴れる」

 

朝焼けは、空気の湿度が上がり、

増えた水蒸気で光が散乱することで、

空が赤色から紫色に染まると言われている。

 

高気圧の時の早朝は、

気温が下がり露ができやすく、

クモの巣にも露がつく。

 

その他

・「ハチが低く飛ぶと雷雨」

      湿度が高いと、

   昆虫が低く飛ぶとされる

 

・「ツバメが低く飛ぶと雨」

      湿度が高いと、えさとなる昆虫が

         低く飛ぶためと説明される

 

・「カエルが鳴くと雨」

 

・「ネコが顔を洗うと雨」 

     湿度が高いとき、顔や髭に

        水滴がつきやすくなる。

        それを猫が拭うためとされる。

 

・「うろこ雲は天気変化の兆候」

 

・「おぼろ雲は雨の前ぶれ」

       温暖前線の接近によって

          高層雲が現れるため

 

地方によっても、

    いろんな言い伝えがあるが、

 

昔の人は生きていくために、

鋭い観察力で培った知恵を

生活に活かしていた。

 

情報に頼り過ぎず、

目の前の出来事を観察し、

 

生活に活かそうとする意識を

高めてはいかがだろうか。

 

自然現象から何かを学ぼうとする心は、

仕事の中でも、さまざまな気づきとして、

活きることになる。

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください