入学式の式辞    vol.732

彫刻家で、東京芸術大学の

    学長を務めた澄川喜一氏。

 

ご自身が芸大に入学した時の思い出を、

回想している記事を読んだことがある。

 

当時の学長は、

    入学式の式辞を述べた。

 

おめでとう !

 

入学した170人は磨けば

光る原石である。

 

この中から一つか二つ、

美しく輝く宝石のような

芸術家が生まれれば、

 

それでよい。

 

ほかの168人は

宝石を磨く手伝いをせよ!

 

裏方には裏方の喜びと

    やりがいがあるとはいえ、

 

磨く手伝いをするよりは、

誰しも自ら輝きたいのが人情。

 

しかし、

芸術の世界の現実は、

まさにそういうことであり、

学生たちの衝撃の深さは想像がつく。

 

 

今日一日の人生を大切に!

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