アメリカ先住民がアポロ11号に授けたメッセージ vol.574

 

◇ 50年前の1969年7月20日、

    ニール・アームストロングと

    バズ・オルドリンが月面に着陸した。

 

この月探検までの数ヶ月間、

アポロ11号の宇宙飛行士たちは、

 

アメリカ西部にある月に似た環境の、

辺境の砂漠で訓練を受けた。

 

◇ その地域には、

    昔からいくつかのアメリカ先住民の

    コミュニティがあった。

 

そして、宇宙飛行士たちと先住民の

こんな出会いの物語が生まれた。

 

◇ ある日の訓練中、

    宇宙飛行士たちはアメリカ先住民の

    老人に出会った。

 

老人は彼らに、

「ここで何をしているのか」 尋ねた。

 

宇宙飛行士たちは、

「近々月探査の旅にでる探検隊だ 」と答えた。

 

それを聞いた老人はしばらく黙り込み、

それから宇宙飛行士に向かって、

 

「お願いがあるのだがと切り出した。

 

「何でしょう」 と彼らは尋ねた。

 

「うん、私らの部族の者は

   月には聖霊が棲むと信じている。

   私らから大切なメッセージを

   伝えてもらえないだろうか」

 

と老人は言った。

 

「どんなメッセージですか?」

 

老人は部族の言葉で何かを言い、

宇宙飛行士たちが正確に暗記するまで、

何度も繰り返させた。

 

「どういう意味があるのですか?」

 

「ああ、それは言えないな。

    私らの部族と月の聖霊だけが

    知ることが許された秘密だから」

 

◇ 宇宙飛行士たちは基地に戻ると、

    その部族の言葉を話せる人を

    探しに探して、

 

ついに見つけ出し、

 その秘密のメッセージを訳すように頼んだ。

 

暗記していた言葉を復唱すると、

訳を頼まれた者は腹を抱えて笑いだした。

 

ようやく笑いが収まったとき、

宇宙飛行士たちは、

どういう意味なのかと尋ねた。

 

彼によれば、宇宙飛行士たちが

間違えないように苦心して暗記した

一節の意味は次のようなものだった。

 

「この者たちの言うことは

    一言も信じてはいけません。

 

    あなた方の土地を盗むために

    やって来たのです。」

 

 

今日一日の人生を大切に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください