「男はつらいよ フーテンの寅さん」から学ぶべきモノ    vol.26

◇今まで数多くの映画を見てきましたが、

 トンビのベスト10にランクインするのが 

「男はつらいよ フーテンの寅さん」

 シリーズです。

 今でもときどき見ています。

 

◇堂々巡りのフーテンの寅さんは

「進歩」とか「成長」というものを

一切拒絶しています。

 

◇昨日も 今日も 明日も 永遠に

 同じ日常を繰り返します。

 

 ストーリーも、マドンナが変わるくらいで

 毎回ワンパターンですが、

 そのワンパターンの中に「安心感」があり、

「やさしさ」があり、そして「昭和」という

 懐かしい時代があります。

 

◇東京大学法学部卒の山田洋二監督と

 東京の下町で辛酸をなめた渥美清氏との

 100時間にも及ぶこの映画は、

「監督の頭脳」「渥美清の肉体」

 との真剣勝負でした。

 

 そして、死ぬことによって、

 渥美清氏は勝利しました。

 

◇あまり知られていませんが、

 渥美清氏の前職は、

 本物の「テキヤさん」だったんです。

 

 そして彼の脚本を手がけたのも山田洋二監督。

 

 寅さんがしゃべるセリフが

 しゃれているのは、監督の言葉だからです。

 

 今日は、その「寅さんのセリフ」を

   ここで蘇らしてみます。

 

  • アイ・ラブ・ユー できるか 青年!

 

  • 腹なんか空かない。美しい恋をしていれば 

    1ヶ月ぐらい飯なんか食わなくたって平気だ。

 

  • 若いときっていうのはなぁ 

     胸の中に炎が燃えている。

    そこへ恋という一文字放り込むんだ。

    パァーと燃え上がるぞ !

 

  • どこいったって、愛がありゃあ

  天国なんじゃないの そういうもんだよ。

 

  • 燃えるような恋をしろ! 大声をだして 

    のたうち回るような 恥ずかしくて 

    死んじゃいたいような 恋をするんだよ。

 

  • 寂しさなんてのはなぁ

  歩いているうちに 風が吹き飛ばしてくれらぁ

 

  • 大丈夫だよ まだ若いんだし 

     これからいい事 いっぱい待っているよなぁ

 

  • たった一度の人生をどうしてそんなに

     粗末にしてしまったんだ。

  お前は何のために生きているんだ。 

    なに?てめぇのこと 棚上げにしている? 

    当たり前じゃないか そうしなきゃ 

    こんなこと言えるか!

 

 なんとなく あの音楽と

 寅さんの声が聞こえてきませんか?

 

*今日一日の人生を大切に!

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